螢光中。今は体育の時間なのだが
マットや跳び箱を使った授業をしている。
タミヤ
よっ!!(ダンッ)
レイ
おー...👏
カネダ
タ、タミヤくんはやっぱり凄いよね
ダフ
うん。6段を飛び越えちゃったよ。
タミヤ
三人とも、5段で飛んでみたらどうだ?
カネダ
よ、よーし....僕からいくよ!
タミヤ
よし、行けー!カネダ!
カネダは助走をつけて、踏み台を強く踏んだが。
カネダ
あ.....
ダフ
跳び箱の前で気をつけてしてどーすんのさ
カネダ
うう....(ぐすん)
レイ
助走はよかったよ...
タミヤ
よし、次はダフな!
ダフ
うん。
ダフもカネダと同じように助走をつけ、踏み台を思いっきり踏んだのだが....
ガッシャーン!!
レイ
ダフ!?
タミヤ
おい!?大丈夫か!?(汗)
ダフは飛ぶことはなく、そのまま突っ込んで行った。
カネダ
突っ込んで行った....(汗)
ダフ
いてて....
レイ
大丈夫?....凄い音したけど
ダフ
平気、大丈夫だよ
カネダ
ダフが一番だめじゃん.....
ダフ
カネダに言われたくないよ!
タミヤ
まぁまぁ、喧嘩すんなって
タミヤ
よし、次レイな。
跳び箱と踏み台を直してもらい、レイは後ろに下がる。
レイ
行きます......!
タミヤ
行けー!レイ!
カネダ
が、がんばれ!
ダフ
がんばって!
レイ
(タッタッタッ)
助走をつけて、踏み台を強く踏み、ジャンプしたのだが。
ポスンっ....
レイ
.....あれ
跳び箱の上に綺麗に股がったレイ。
タミヤ
惜しい!
カネダ
上に乗っちゃったね....
ダフ
うん。でも僕らと比べてだいぶ惜しいよ。
レイ
恥ずかしい.....
タミヤ
よし、もう一回練習しようぜ。
全員で踏み台やマットを直しているとマット運動側から悲鳴やらなんやらが聞こえてきた。
レイ
ん?
カネダ
なんか、向こう騒がしいね。
ダフ
なんかあったのかな?
レイ
さぁ....
そんな事を気にせずせっせと踏み台を直していたレイ達。
すると...
ゴロゴロ...
レイ
ん?
カネダ
え?....
ドーン!!
他三人
うわぁあああ!?
ボールのように転がってきた何かにカネダとダフ、レイが強くぶつかった。
タミヤ
なんだ!?
カネダ
いてて....
ダフ
な、なに?
レイ
重.....
ゼラ
おい、邪魔だ。前転の練習ができないだろう。
他三人
ぜ、常川くん!?!
なんと、ボールのように転がってきた物は前転をしていたゼラだった。
レイ
重い....
ゼラ
む、その声は零か
レイはゼラの下敷きになっており、とても重そうだった。
ゼラはレイから退くと指を指してきた。
ゼラ
全く、練習の邪魔だ!さっさと退かないか!
ゼラはレイ達がいる方向とは真逆の方向を向いて喋っている。
タミヤ
いや、どこ向いて喋ってんだよ。
レイ
(...あ、メガネしてない)
ゼラ
大体、何故跳び箱の方へ行ったお前達がここにいる!
タミヤ
だからどこ向いて喋ってんだよ。
タミヤ
つーか、お前がここまで転がってきたんだよ。
ゼラ
な、なに!?
タミヤ
だから、俺たちこっちだっての。
レイ
(.....コントかな)
体育の先生
常川~、メガネかけて戻ってこい
体育の先生
お前だけ、前転再テストな。
ゼラ
先生。今のはメガネがないからうまく行かなかっただけで、
ゼラ
メガネをかければきちんとできます。
カネダ
えっ....と(汗)
レイ
常川くん....それカネダだよ。
体育の先生
先生はこっち。
体育の先生
石川ー、早くメガネ渡してやれ
ニコ
はい!ゼ、常川くん!メガネです!
ゼラ
ありがとう助かるよ
ニコからメガネを受け取ったゼラはメガネをかけて、先生の元へ歩いて行った。
他四人
(....な、なんだったんだ?)
その後、ゼラはメガネ有りでもこっちに転がってくるので結果、どう足掻いても再テストだった。
完