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コメント
3件
やばい好きだ🥹🥹 バーテンダーのシャカシャカ真似してもむずくてできない😔 お久しぶりだよんりた!!
読んだよ〜第2話!🥀 パーティー会場の描写がすごく綺麗で、緊張感がひしひし伝わってきた…。神崎くんの“彼女”呼びにちょっと棘が走った感じ、ゾクッとしたし、坂田さんの普段とのギャップがカッコよすぎるよ😳💘 「ブローカー」発言で空気が一瞬凍る場面、めちゃくちゃ好き。続きどうなるんだろう…次が気になるよ!!!
パーティー当日
夜の帳が降りた都内の高級ホテル
その最上階が今夜の戦場だった
シャンデリアが幾重にも連なり、 グラスの触れ合う音と低い弦楽の旋律が空間を満たしている
坂田 与一
隣に立つ神崎へと視線を流す。 ドレス姿の神崎を一瞬まじまじと見つめて、
何か言いかけた口がそのまま閉じた。
坂田 与一
神崎 藍
坂田 与一
2人は歩き出していた。 二人がフロアに足を踏み入れると、 ちらほらと視線が集まる。
「あの二人、見ない顔ね」「モデルかしら」 と囁きが漏れる中、奥のステージ付近に一人の男が立っていた。
恰幅のいい中年、周囲に取り巻きを従え、 笑顔の裏に脂ぎった野心を滲ませている。ターゲットだ。
坂田 与一
坂田はグラスを受け取る振りをして給仕のトレイからシャンパンを二つ取り、一つを神崎に渡す。
標的までおよそ三十メートル。 人垣が視界を遮るが、死角も多い。
絶好の殺し日和とまではいかないが、 まずまずの条件だった。
坂田 与一
坂田が作戦を練ろうとした矢先、 ステージ横の人混みが割れた。
恰幅のいい中年男がこちらに向かって歩いてくるではないか。 満面の笑み、両腕を広げて、 まるで旧友にでも再会したかのような足取りで。
神崎 藍
神崎 藍
男は二人の前で立ち止まった。 五十がらみ、仕立ての良いスーツに金のカフス。
しかしその笑顔には、金で買えないものを 探している人間特有のギラつきがあった。
月城組、月城 孝明 違法薬物所持の疑い
月城 孝明
月城 孝明
坂田 与一
坂田 与一
「なっ?」の語尾に合わせて、 藍の腰にさりげなく手が添えられた。 自然すぎて逆に芝居くさい。
が、中年男は満足げに頷いている。 どうやら第一関門は突破したらしい。
神崎 藍
神崎 藍
月城 孝明
月城 孝明
月城 孝明
ビンゴ
この豚が月城組のトップで間違いない。 自ら名乗り出てくるとは、 よほど自信家か、 あるいは獲物を値踏みする癖があるか。
どちらにせよ、藪から棒に大物が釣れた形だった。
坂田 与一
坂田 与一
距離を詰めにいった。 酒の席なら警戒も緩む、自然な流れ。 だが同時にそれは、周囲の目がある場所での 犯行が難しくなることを意味していた。
人目のない場所に誘い出せれば上々、 そうでなくとも酔わせて隙を作るのが定石だろう。
月城 孝明
月城 孝明
願ってもない展開だった。 「静かな場所」へのご招待。 罠の可能性も捨てきれないが、
ここで断る方が不自然だ。 坂田が神崎に視線だけを寄越す。 「乗るぞ」と言わんばかりの、一瞬のアイコンタクト。
VIPラウンジは会場の喧騒から切り離された別室だった。革張りのソファがコの字に並び、奥にはバーカウンター。
照明は落としてあり、三人の顔が薄暗がりに沈む。 月城が自らドアを閉めた瞬間、空気が変わった。
密室。監視カメラの位置を銀時は既に三箇所把握していた。
月城 孝明
坂田 与一
坂田 与一
「彼女」。その呼称を坂田が口にした瞬間、 空気にわずかな棘が混じった気がしたが、 月城は気にした様子もない。
酒が運ばれてくる間、 男は二人をじろじろと観察していた。
月城 孝明
月城 孝明
月城 孝明
探りが入った。社交辞令の皮を被った品定め。 ここでの回答が今後の展開を左右する。
係の身分は資料に記載されていたが、ボロを出すのは一瞬だ。
坂田 与一
坂田 与一
嘘にしては堂々としていた。 商社マンの物腰を完璧にトレースした所作、 酒の持ち方、背筋の伸ばし方。 普段のちゃらんぽらんな男と同一人物とは思えない。
月城 孝明
月城 孝明
坂田 与一
坂田 与一
月城の目の色が変わった。 「タイ」という単語に反応したのだ。
月城組の主要な資金洗浄ルートが 東南アジアに集中していることは、 御影組の情報網が掴んでいた。
食いついた。魚がを咥えた感触が、この場の空気に漂う。
月城 孝明
月城 孝明
神崎は黙ったまま微笑んでいた。 商談の場に慣れた女の余裕、という仮面。
それが完璧すぎたのか、 月城はますます上機嫌になっていく。
月城 孝明
月城 孝明
坂田 与一
月城 孝明
月城 孝明
空気が凍った。一瞬。 バーカウンターの氷が崩れる音だけが妙に大きく響いた。
「ブローカー」という言葉が喉元に 刃のように突きつけられている。
しかし月城は酔いのせいか、 あるいは自分の優位を確言しているのか、 気づかずに続けた。
月城 孝明
坂田 与一
声は柔らかい。だが坂田の中で、 何かの歯車がカチリと噛み合った音がした。
殺意とも呼べない、もっと冷たいもの。グラスの中の現 珀色の液体が、照明を受けて揺れている。
沈黙が落ちたのは一拍だけだった。 神崎が口を開くより先に、月城が立ち上がったのだ。
つづく
月城 孝明
月城 孝明 (つきしろ たかあき) 50代後半 月城組 (つきしろぐみ) 頭
んりた
ruruha
1,635
柚木
91
柘榴とAI

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