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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

そして一年と半年が過ぎた頃──

あまね(玲央)

みんなおはよ

あまね(玲央)

今日早いね~

志村新八

いやアンタが遅いだけです

志村新八

今何時だと思ってんだ

あまね(玲央)

まぁまぁ落ち着きたまえよ

志村新八

落ち着けるかァァ!!

神楽

新八うるさいネ

神楽

少し静かにするヨロシ

志村新八

何この僕だけ損した感じ…

あまね(玲央)

そういえば銀さんは?

志村新八

あぁ、何か予定があるとか言ってましたよ

(一応)万事屋店長・坂田銀時←不在 アルバイト・志村新八&神楽

というメンツで過ごしている。因みに俺はただの居候で、昼は鳶職をしている。

あまね(玲央)

じゃあ銀さんが帰ってきたら何か食べに行こうか

神楽

えっ!?

神楽

いいアルか!!?

神楽ちゃんは蒼い瞳をキラキラと揺らしながら話に食いついた。

それに対して新八くんは───

志村新八

え…お金とか、大丈夫なんですか?

志村新八

玲央さんの分が…

不安そうに俺のお金の心配をしていた。

あまね(玲央)

新八くん気にしなくて大丈夫だよ

あまね(玲央)

ぼーなす、っていうのが入ったから…貯まったし

あまね(玲央)

俺は、みんなに使って欲しいからね

志村新八

いつもそれ言ってるじゃないですか…

あまね(玲央)

お前…店長がここに居たらなんて言うか考えてみろ…

あまね(玲央)

絶対──

「えっマジで?んじゃ、遠慮なく~おいお前ら遠慮すんじゃねぇぞ!!」

あまね(玲央)

って言うと思うんだよね

志村新八

…想像つきますね

あまね(玲央)

でしょ?

坂田銀時

たでぇまぁ〜

神楽

あ!!銀ちゃん帰ってきたヨ!!

あまね(玲央)

銀さんおかえりなさい

あまね(玲央)

今から何か食べに行きません?

坂田銀時

マジで?

坂田銀時

おいお前ら遠慮なんかすんなよ!特に新八

ばっ‼︎と音を立てるような勢いで振り向き、お互いを見つめる新八と玲央

あまね(玲央)

…俺の想像、当たったね

志村新八

殆ど同じ言葉でしたよ…

坂田銀時

え?俺何か言ったっけ?

あまね(玲央)

あ、いや!行こうか

神楽

ほんとに食べていいアルか!?

あまね(玲央)

うんうん

あまね(玲央)

遠慮せずにお食べ

坂田銀時

そうだぞ

坂田銀時

こういうのは貰っとくべきだ

志村新八

いただきます…

あまね(玲央)

じゃあ俺もいただきます

あまね(玲央)

…ん、うま

神楽

玲央!デザート、って食べていいアルか…?

あまね(玲央)

うん

あまね(玲央)

食べていいけど、お腹壊さないようにね

神楽

それは任せるヨロシ

あまね(玲央)

…ぱっちゃん?どうかした?

志村新八

玲央さん…あの、帰ったら話したいことがあります

あまね(玲央)

え?

坂田銀時

おっ愛の告白か〜?

志村新八

違いますよ!もっと大事なことです!!

あまね(玲央)

告白よりも大事なこと…!?

あまね(玲央)

(どんな心構えでいればいいのか…)

夜兎としての生き方

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