海斗は昔、柚のことが好きだった
それは中学一年生の時のこと
真夏
あ、柚
真夏
もう帰る?
柚
うん。今日部活ないから
真夏
あれ?
真夏
旦那(良介)は?
柚
もー真夏
旦那じゃないってば
旦那じゃないってば
柚
恋愛対象でもないのに
真夏
ごめんごめん
ガッサッ
真夏
ねえ柚の下駄箱からなんか落ちたよ
柚
え?
真夏
放課後、校舎裏に来てください
海斗
海斗
柚
え…海斗
真夏
海斗だって…
柚
でも真夏は海斗のこと…
真夏
むこうは知らないんだからしょうがないよ
真夏
ほらさっさと海斗のところ行きな
真夏
二人でくっついちゃいなよ
柚
ちょっと真夏
柚
真夏…まだ話しは終わってな…
真夏
私は!
…私は良いから
…私は良いから
真夏に背中をドンと押され反論ができなくなった
海斗
あ、柚
柚
海斗…なんのよう?
柚
こんな奇妙な手紙入れてきて
海斗
俺、お前が好きだから…
柚
は?
柚
告白してくれたのは嬉しいけど
柚
私と真夏今海斗のせいで変なことになっちゃったから…じゃあ行くね
海斗
あ。ちょっと!
柚
もうこれ以上海斗と話すことなんてない!
海斗
…
柚
…
そのまま柚はその場を走り去った
良介
振られたな海斗
海斗
良介…ごめん
海斗
お前が柚好きなこと知ってて…
海斗
チャンスもらったのに
海斗
そのチャンスを活かせなくて…
良介
いや俺も正直くっつかれると失恋だし
良介
良かったつーか…
海斗
…やっぱりお前性格悪いだろう
良介
ハハッ
良介
泣き笑いは疲れるぞ
海斗
うるせー
海斗
フハハッ
海斗
まあでも
海斗
良介、お前俺が振られたんだから
海斗
アイツに…柚に告白しろよ
良介
ン、もう少ししたらな
海斗
おい!
次の日、昨日のことで柚は真夏が学校を休むのではないかと思い急いで家に迎えに行った。
ピーンポーン
柚
ま、真夏
いる?
いる?
真夏母
はい?
真夏母
ああ柚ちゃん
今日はもう先に行ったわよ
今日はもう先に行ったわよ
柚
え…
真夏母
あれ、あの子今日は日直だって
言ってたんだけど…
言ってたんだけど…
柚
あ、ああそうでした
ありがとうございました
ありがとうございました
真夏母
柚ちゃんいってらっしゃい
柚
はい
い、いってきます
い、いってきます
柚
真夏に謝らなくちゃ
柚
そしてしっかり言わなきゃ
柚
振ったよって
柚
あ、真夏おはよう
真夏
…話しかけないで
柚
え…なんで?
真夏
あの後、どうせ断るとか言っときながら頷いたんでしょ?
柚
そんなこと…ないよ
真夏
嘘は良いから
真夏
付き合ってるんだったら話しかけないでよ
真夏
むな、虚しいだけじゃん!
良介
お前ら自分達の席が教室の中心だってわかって話してるか?
柚
良介…
真夏
あ、元旦那…
真夏
海斗と柚結婚したってさー
海斗
ばっ…
してねーよ
してねーよ
良介
昨日の見てたが振られてたぞ
良介
コイツ
真夏
そんなわけない!
柚
だったら真夏はどういう結果だったら納得するの?
真夏
…保健室行ってくる
柚
ちょっと真夏…
良介
柚…今は1人にさせてやろうぜ
良介
ほら思い込み激しいから思うことがあるんだろう。少したったら寂しくなって戻ってくるさ
海斗
確かに!
柚
アンタは一回黙っといてくれる?
海斗
…はい…
3話完






