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暇なとき読んで欲しいです、辛かった話

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暇なとき読んで欲しいです、辛かった話

1 - 暇なとき読んで欲しいです、辛かった話

♥

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2021年04月25日

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これは私が丁度一年前に体験した話

その頃はコロナの自粛期間だった

しの(私)

あーーー暇すぎる
暇を潰すものがゲームしかないんだよなーー

祖母

祖母

しのちゃん、おやつ食べる?

しの(私)

食べる!

祖母は優しい性格をしていた

祖母

しのちゃん、あとで勉強やろ?

しの(私)

もう今日は終わったよ

祖母

いやだめなの お婆ちゃんが見てないから見てる前でやりなさい

祖母

なんならおばあちゃんと一緒に勉強しますよ、はい部屋いきましょう

私は元々思ったことを口に出せない性格だった

私の部屋

祖母

はいじゃあここ、口に出して大きな声で呼んで

しの(私)

つ、ぎの式を単項式と多

祖母

声が小さい 大きな声でと言ったでしょ!?

しの(私)

次の式を単項式と多項式に分けなさい

祖母

はいじゃあ解いてみなさい

しの(私)

(これまだ習ってないよ… 全然わからない でも言えない)

しの(私)

・・・

祖母

祖母

分からないの!?

祖母

こんなの簡単でしょ?

祖母

じゃあこの問題は?

しの(私)

(あ、これは中一で習ったとこだ)

カキカキカキ

祖母

正解、

祖母

でも今暗算したでしょ!?

祖母

だーめだーめよ〜 もし間違えたらどうするの!?

祖母

しのちゃんは頭良くないんだから。暗算ってのは頭が良い人がやることなの、わかる?

と、毎日こんな事を言われた

私は思ったことを言えないから余計ストレスが溜まっていった

五月後半

しの(私)

(まだ祖母との勉強は続いている)

しの(私)

(こんなんなら自分で勉強した方が… なんて言えないな)

しの(私)

(でももう限界、意を決して言う)

祖母

祖母

ほらしのちゃん勉強するわよー、今日は社会にしましょうかね

しの(私)

何で!?今までずっと思ってたけど勉強くらい一人でできるし、一人でやってきたし

しの(私)

夜の方が集中力あるから

祖母

だめです

祖母

夜はおばあちゃんがしのちゃんが勉強してる所見れないでしょ?

しの(私)

別に見なくたっていいじゃん

祖母

だめです、いい?

しの(私)

見なくたっていいじゃんって やってればさ!?

祖母

じゃあもういいです、もう

祖母

なら宿題を出します

と、宿題を出された

私はこれで良いと思った

後日

祖母

やってないじゃない!!宿題

しの(私)

え?やったよ

祖母

ちゃんとやった?

しの(私)

やったって、 ほら

祖母

あーー ほんとだ

祖母

いや

祖母

こんなんじゃ ページをパッと開いたときに見えにくいでしょ!?

しの(私)

私が見えれば良いんじゃないの?

祖母

だめです、もっかいやりなおし。

と、私がやった宿題のページを破って違うページにもう一回やらされた

祖母は 続け字で字も読めないのに

祖母

字をもう少し丁寧に書きなさい、これじゃあ読めないでしょ

とか言ってくる

しの(私)

おばあちゃんだって この字読めないよ

と、自分にとっては勇気を出した発言をした

祖母

ああ笑ほんとうだ

自覚がなかったみたいだった

祖母と勉強する日々から解放されたのは学校が始まった日から

六月後半

その日は分散登校でご飯を家で食べていた

祖父 祖母 私で食卓を囲んだ

くちゃくちゃくちゃくちゃくちゃ

祖母の咀嚼音が響く

しの(私)

(そろそろ直してくんないかな)

そう、祖母は口を開けて食べる癖がある

まえに、祖父が口を閉じて食べようと言ったらしいが

祖母

口を開けてなんて食べてないわよ笑笑

と、認めなかったらしい

もちろん私は言う勇気なんかないので言えない

くちゃくちゃくちゃ

祖母

ゲホォ!

咳をした。案の定口の中に入ってた物が飛んできた

それを見て私は吐きそうになりトイレに向かった

祖母

しの(私)

(後ろから祖母が私を追ってる)

祖母

しのちゃん!どうしたの?

私は吐きそうなので受け答えができない

祖母

口に出さないと何も分からないの!

それはそうだと思った。

その瞬間勢いで私はその場で吐いた

その日からご飯を食べることに拒否反応が出た

祖母

食べなさいよ、ねえ

学校

しの(私)

(給食、大丈夫かな 吐いたりしないかな)

そう思えば思うほど 吐き気が増していく

しの(私)

(まだ給食の時間でもないのに 何で)

ようは 食べ物を考えるだけでも拒否反応が出る

しの(私)

(こんなんで給食食べれんの)

案の定 給食の時間になると匂いで吐いてしまった

みんなの前ではなくトイレでだったから不幸中の幸いだった

しの(私)

(もう無理じゃん私 どうすればいいの?)

そう思ってるだけ。誰にも相談しなかった

後日の朝

しの(私)

(うっ、気持ち悪い)

今日給食食べれるかな と考えただけで吐いてしまった

母親

今日は休もっか

なぜか申し訳ない気持ちでいっぱいだった

母親には食べ物が食べれないことを伝えた

毎日行けない日が続き、私は不登校になった

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