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隣の席

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隣の席

1 - 隣の席

♥

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2020年03月27日

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島崎 会

まずは、こんにちは、だ

島崎 会

なんてことは無い、君は今から──『隣の席』だよ

島崎 会

え、意味が分からないって? 知らないよ、君が自らここに来たんだから

島崎 会

虫が光に集まるように、ね

島崎 会

あ、それと僕のことは気にしないでいいから、普通に日々を過ごしてね、まぁ、君が目覚めた頃には僕のことなんて微塵も覚えてはいないと思うけどね

島崎 会

それじゃあ、頑張ってね

島崎 会

この、じ

チリチリチリチリチリ!!

席野 むむ

はっ!

目覚めるとそこは自分の部屋、見慣れた部屋だ

席野 むむ

夢・・・・・・か、?

ほとんど覚えていない夢に違和感を覚えつつも支度をする。

朝食を食べ終え、学校へと向かう。

席野 むむ

・・・・・・・・・

ぼおーっと歩いていた。見知った道だ。何を見るにも新鮮味がない。

いや、なんだこの違和感。

殿子 界

よっ! どうしたの、めちゃめちゃ顔きもいよ

席野 むむ

うわっ、ほっとけ

幼なじみの界だ。3歳の時からの友達で数少ない親友の、はず。

席野 むむ

こんな時間に登校って珍しいな、朝練サボったのか?

殿子 界

バカじゃないの? 私がサボるわけないじゃん、バカじゃないの? 私がサボるわけないじゃん、バカじゃない?

席野 むむ

いや、

席野 むむ

(バカバカ言い過ぎだろ、バカだけど)

殿子 界

ん?

席野 むむ

なんでもねぇ

殿子 界

バカ

席野 むむ

・・・・・・

殿子 界

バカ! バカ? バカ!?

席野 むむ

それ以上言ったら一生人前に出られない顔にするぞ

殿子 界

ご、ごめん

と、そうこうしているうちに学校が見えてきた。俺は足早に目の前の学校に向かう。

殿子 界

ちょ、ごめんってば!

席野 むむ

ふぅ、

自分の席についた、ここが自分の席、1番後ろの席だ。

席野 むむ

あれ、俺の隣に席あったっけ?

タラバガニ

転校生が来るらしいぜ!

席野 むむ

お、タラバガニじゃん

タラバガニ

何が、タラバガニだよ!

席野 むむ

ごめんごめん、昨日テレビでタラバガニ特集やってたからさ、誰だって間違いはあるだろヨツコブツノゼミ

ヨツコブツノゼミ

うんうん、あるよな、ヨツコブツノゼミにも間違いはあるって、どうしたらこんな名前を咄嗟に間違えるんだよ!

席野 むむ

すまんすまん、名倉

名倉 俊臣

まぁ、話を戻すけどよ

席野 むむ

ニンニク戦争がどうした

名倉 俊臣

一切、そんな話してねぇよ、転校生だよ

席野 むむ

あぁ、そんなこと言ってたな、で、俺の隣の席が増えてるってのはそういう事ね

キーンコーンカーンコーン

てびち先生

ほらー、席ついてー、ホームルームやるよー

鐘がなり、てびち先生と一緒に入ってきたのは

てびち先生

それと、新しい皆さんの友達を紹介します、ほら、自己紹介

先生と一緒にいる男の子か女の子か区別のつかない生徒は黒板に『白』とだけ書くと

白々 白

白です、よろしくお願いします。

と、一言、自己紹介をして指定されていたのか、俺の隣の席についた

名倉 俊臣

な、なぁ、あれって男の制服だよな? 女の子なんじゃないのか、あの転校生

席野 むむ

あぁ、俺もそう思う

その、整った顔立ちと透き通る声、肩までかかる男にしては長い髪の毛、その容姿を俺の脳は女性だと認識してしまう。

白々 白

あなたは・・・・・・15687回目

席野 むむ

え?

席野 むむ

(なんか言った?)

15687という数字、それが聞こえた気がした。

てびち先生

よし、皆さん、仲良くしてねぇ、それじゃ出席を取ります!

SF的展開というものは数多く存在する。UFO出現やエイリアンとの遭遇、ましてや未来人との接触

しかし、この物語をSF的展開を望んで読んでいるとしたら大いに間違っているだろう

通常はそのUFOだかエイリアンだかが出てくると逃げに徹するというのが当たり前だ

それなのにどうだろう、今のこの状況

グラァァァ!!!

白々 白

私には役目がある

グハッ!

白々 白

何としても、隣の席にいる人を守り抜くこと

席野 むむ

な、え?、え?

グルルルッ、

今、まさに目の前で異形な生物と闘っているのが彼女、その名は『NEXT』

どうやら俺を守ってくれる万能マシーン、白々 白・・・・・・らしい

アグっ

バタッ─

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