/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
花子さん
君に七不思議になってもらいたいんだ
花
…は？
花子さん
ってなるよね
花子さん
今、七不思議7番がいなくなったから
花子さん
君にやってもらうんだ
花
……は？な、や、え？
花子さん
パニックになるよね
花子さん
仕事は簡単
花子さん
子供たちの首を吊るだけ
花子さん
簡単でしょ？
花
そ、そんな…
花子さん
君は7番が死んだとこを
花子さん
見たんだ
花子さん
だからほっておく訳にはいかないからね
花子さん
今から
花子さん
君がﾞ首吊りさんﾞだよ
花
そんな、や、やだｯ
花子さん
言ったでしょ？
花子さん
ほうっておけないって
花
…………。
花子さん
ね？頼んだよ
花子さん
詳しくは6番に聞いてね
鏡さん
よろしく！
花
…………。
花子さん
諦めなよ
花子さん
受け入れて？
花
…………。
花子さん
もし、このことを誰かに話したら
花子さん
君はここにいないと思って
花子さん
生き残るんだよ
花
…………え？
花子さん
今日はもういいよ
花子さん
解散！
花子さん
ほら、君も行きなよ
花子さん
花子さんはいなかった
花子さん
そうやって伝えてね
花
………うん…
奈子
あ！花！
花
奈子…
奈子
で、出た？
花
え……？
奈子
花子さん…出た？
花
花子さん……
花
ううん…出なかった！
奈子
そ、そうなの
女
私のとこは出たよ
奈子
私のとこは首吊りさんが出なかった
男
3番と5番も
花
……え？
花
(じゃあなんで死んでないの)
花
(首吊りさんは殺されたのに)
奈子
花？疲れたの？
花
え、うん…そうかも
花
もう帰ろう！
奈子
そうだね…
花
明日から夏休みだね！
花
楽しみ！
奈子
だね…
花
じゃあみんな…バイバイ
女
バイバーイ
男
じゃあ明日な
花子さん
今日もまた1人死んじゃった
ピアノさん
1番……
花子さん
…………。
ピアノさん
気づいてるのね
花子さん
最初から分かってるよ
ピアノさん
あなたももうすぐ行くの？
花子さん
そろそろ呼ばれるかな
ピアノさん
あと何日くらいなの？
花子さん
伸ばして80日
ピアノさん
短いのね
花子さん
まぁね
花子さん
でも、そろそろかなって思ってたから
花子さん
やることはあと二つ
ピアノさん
早くしなさいね
花子さん
自分が一番分かってる
花子さん
早く集めなきゃ
ピアノさん
あの子で充分じゃない？
花子さん
あと一人足りないんだ
花子さん
でも、どの子かは決まってるから
ピアノさん
そう……
ピアノさん
寂しくなるわね
花子さん
私は……大丈夫
ピアノさん
そう…
花子さん
ねぇ……
ピアノさん
なに？
花子さん
久しぶりに名前で呼んでみてもいいかな…
ピアノさん
えぇ、いいわ
花子さん
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
