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stxxx
nmmn
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その日 僕は上手く寝れなくて
朝起きたら 普段家を出る時間の10分前
青
青
僕は大慌てで顔を洗い 着替え
バナナを咥えながら 急いで走った。
少女漫画のような展開だが 実際に走っているのは
バナナを咥え険しい顔をしている 大して可愛くもない男。っていうね
これでイケメンにぶつかっても 誰も嬉しくねえよ
青
勢いよく教室の扉を開け
イカつい顔をした野郎共が 僕のことを見上げる
そして僕の顔を見るなり 笑い始める
青
全く失礼な奴らだな なんて思いながら僕は声を上げる
すると赤くんが笑いを堪えながら 僕に近付き、頭を指してきた
赤
青
頭に手を当てると確かに感じる バナナの皮
..走ってる途中 どこかに落としたのかと思っていた
僕は全身の力が抜けていくように 羞恥心でいっぱいなり
笑いに包まれたまま 席に座り、頬ずえを着いた。
すると後ろから 頭をちょんっとつつかれる
正体は桃色の元ヤン野郎
青
僕が不機嫌オーラ満載で やめろと訴えるように話しかけると
「こわいこわーい笑」 なんてまた茶化してくる桃くん
僕が無視しようとすると ごめんって〜とヘラヘラしながら謝る
そして今度は真剣な雰囲気で 話しかけてきた
桃
なんでこいつは ここまで勘が鋭いのだろうか
僕はそう疑問に思いつつも
桃くんレベルになると 誤魔化しが効かなくて面倒臭いので
素直に 昨日のことを話した。
青
僕が話し終えて 少しすっきりしていると
桃くんはにやけながら こちらを見つめている。
青
僕がそう言うと
桃
にやにやしながら とんでもないことを言い出した
青
桃
桃
そう言うと 僕の頭をわしゃわしゃと撫でる
僕はその手を払う
青
青
僕はその後の言葉を躊躇った
が、桃くんは気にせず
桃
青
青
僕が柄にもなく おどおど目を逸らして話すと
桃くんは満足したように 僕の頭を再度撫で
優しい笑顔で僕に言った。
桃
青
桃
反射的にそう言ってしまったけれど 凄く安心したのは内緒。
学校が終わると
僕はこれまでに無いくらい 急いで、彼の家まで向かった
その日は プリントを持って行かなかった。
彼の家の前まで着くと インターフォンを押す
彼の母が慌ただしく出てきて 挨拶をする。
今日はプリントはないんです。 と説明すると
彼の母は全てを理解したように 僕を家に入れてくれた。
桃くんと同じ優しい表情で 僕を案内すると
彼の母は「少し出掛けてくるね」 と僕に家を預けた。
初めて彼を訪ねた時と 比べられない程の緊張感と汗
口を開こうとする度 胸の鼓動がどんどん早くなっていく
青
僕は覚悟を決めて 扉を優しいノックした。
青
青
僕はなるべく平常心を装って いつも通り話しかける
その方が彼も安心すると思ったから
青
青
いつもなら絶対笑い所なのに しーんと静まりきった部屋
とても話を続けられる 空気ではなかった
だけど話を中断したら それはそれで気まずい空気になる
青
僕は思いついた
桃くんや赤くん、 他の人にも驚かれる僕の特技
青
青
そう。僕の特技は歌
特別上手いって訳じゃないけど 凄い特徴がある
というのも僕は歌うと
普段のがさがさ声とはかけ離れた 爽やか〜な声になる。
言っておくがこれは自惚れじゃない みんなに言われ気付いたことだ。
僕はすぅぅ、と深呼吸をし
僕のいちばん大好きな曲を 歌いあげた。
青
青
そんなこと 聞いてもきっと反応はない
そう思って 次の話題に切り替えようとした時
黄
待ち望んでいた 彼の声が僕の耳に触れた。
続きます
二月末に期末あって勉強するので 来週から連載更新止まる..🥲
期末終わったら更新再開する!
コメント
7件
わー!!一気見させていただきました!👀最高です!!🏃🎀