TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

脱出2

一覧ページ

「脱出2」のメインビジュアル

脱出2

1 - 脱出2

♥

39

2021年04月03日

シェアするシェアする
報告する

よし!あと2問でクリアかな

次の問題は、すぐ解けるといいんだけどな

スー

唯は2つ目の扉を開けた

さっきと同じだ

1問目と同じく問題文が部屋の中央に置いてある。

さぁどれどれ…

ガチャッと扉に鍵がかかる。

そんなことなど気にもかけず問題を拾い上げ開いた。

んん?

2問目おめでとう 1問目は、楽しんでくれたかな? 唯にあーゆうのは、難しかったかな? 2問目は、簡単にしてあげる なさんはたまくゆろしろいーまなやす 2,19,31,53,73,97 どうかな? 出来るかな?

どこが簡単なんだ…

さっきのと似てるけど文字と数字が合わないし

はぁ

…もしかして

多分分かった!

サンタクロース!

ガチャ

良かった当たってた!

でもサンタさんって時期外れもいいとこ…

あれ?そういえば…
今、夏なのかな

私ここ来る前なにやってたんだろ

…ダメだ分かんない

問題解く前は、なにしてたっけ?

さっきの事なのに

まって1問目の答えなんだっけ

私どうしちゃったんだろ

数十分前の事なのに何も分からない

しょうがない…さっさと出ちゃお

次で最後なんだ頑張ろ

唯は、最後の扉を開いた。 そこは、先程の部屋とは違い 入口の反対にも扉が付いていた。

出口だ!

さぁ最後の問題

3問目 あなたは、親友と海に行きました。 日が落ちるまで遊び暗くなってきて そろそろホテルに戻ろうか と準備をしている途中 あなたは、一人で自販機にジュースを 買いに行きました。 自分と親友のジュースを買ったあなたは、帰ろうとすると親友が誰かと話してるのが見えました。 相手は、三人組で遠くから見ても体格が良く所謂ヤンキーとゆうタイプ そこであなたは、どんな行動をとり ましたか?? a.急いで親友の元にかけつける b.このままじっと動かず見る

なにこれ答えなんて一つしかないじゃない

aに決まってる!

答えはa!

ザザッ

まっしろい画面に映像が浮かび上がる

なによ

先ほどの問題文の様なものが 映し出されている。

それと同時に思い出せなかった記憶がスーッと思い浮かぶ

ここに来る前に親友の香苗と 海に行った事。 香苗が変な人に絡まれて黙って見てるしかできなかった事。 警察に連絡もできずにホテルに帰って 自分を守る言い訳をしていた事。 翌日、香苗が暴行を受けた上で溺死したと警察から連絡が来た事。 その警察になにも分からないと 逃げ出した事。

ここに来る前の記憶全部思い出した。

映像がそれを事実だと言わんばかりに私の記憶を丁寧に再現していた。

あぁ…

香苗…ごめんなさい…

私怖くて動けなくて

ほんとうにごめんなさい

唯は涙を流しながら必死に謝っている

ザザッ

香苗

ゆい

?!

先程記憶が映し出された反対側の 壁からだった

そこに親友が…香苗がいた。

香苗ほんとにごめんなさい

香苗

んーんいいの

香苗

すぎちゃった事だもん…

私が行ってればどうにかなったかもしれない

警察に言えば助かったかもしれない

香苗

そうだね
でも本当に過去はもういいの

怒ってないの?

香苗

怒ってないよ笑

香苗

でもね私
唯に変わって欲しくて

香苗

次は、こーゆうことがないように
したいんだ

私もうしないよ
反省もすごくしてる

香苗

そうだね
してるのかも

香苗

でもまずは、正直な自分に気づいて欲しいんだ

香苗

唯はbを選ぶべきだったんだよ?

香苗

自分を受け入れてその上で変わらないとダメだよ?

うん…
そうだよね

香苗

唯なら変われるよ!
大丈夫だからね!

ありがと
ありがとね

香苗

私はどんだけでも何回でも協力するから!

香苗ほんとにありがと

ガチャ

入ってきた方と反対から音が聞こえる

え、開けていいの?

香苗

うんいいよ

香苗

またしばらくお別れだね

お墓絶対行くから

香苗

それは、楽しみ!
早く出てね!

香苗

じゃあまたね!

うん!
ありがと

ドアに一歩ずつ歩み始める 後三歩程で解放される

すると、ここに来る前の記憶だけじゃない来た後の記憶が体験として 頭に流れ込む

私は無意識に叫び、嘔吐した

あと少し…少しなんだ…

何十回、何百回の体験 後一歩でおわるはずと期待を込め 1歩出す。

すると足が空を切る そこにあるはずの床 足が着地するはずだった場所

その場所がない

あっ…

そうかまたここで落ちるんだ…

落ちていく瞬間いやに時間が遅くなる

そして段々と頭の中がモヤで埋め尽くされていく。

あぁ次こそは…

一瞬意識が途絶えた

?!

落下していく目の前に 無数の針が広がっている。

この作品はいかがでしたか?

39

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚