Am.視点
いつも通り朝になり目を覚ます
今日は雨だった 梅雨が始まる時期だしおかしくない けど私はこの雨が...このしめじめとした気温が...この夏が...
何故か懐かしい気がした
「雨栗〜?朝よ〜!起きなさぁい!」
雨栗
1言返事をしてベッドから出る この懐かしさは消えずに残っているがもう考えるのをやめた
いつも通り寝室から出て階段を下がりリビングへ向かう
雨栗
雨栗の母
雨栗の母
雨栗
雨栗の母
雨栗
家族とは仲が良い訳でも悪い訳でもない ただ家族はいつも忙しかったりして話す暇がないのだ でもこれもいつものこと
イスに座り「いただきます」と1言 いつも通り食べ 「ごちそうさま」と食事を終えた
そして制服に着替えるため自分の部屋に行った
自分の部屋に戻り制服に着替えようとタンスの扉を開ける
そして制服を取り出し手慣れた手付きでボタンを付けたり外したりしていく
....手慣れた操作のはずなのに何故か上手くいかない、 外の雨の音、いつかの曖昧な記憶、この気温や天気、時期も全てがなにか引っかかる
雨栗
1つため息を付き学校への準備を着実に終わらせていく
そしてしばらく外を見つめているともう学校へ行く時間になっていた
私はそれに気づきいそいでカバンを持って自分の部屋を出た
雨栗
お母さんに早口で1言告げる
この1言の返事は返ってこない、 これはいつものことだ、もうしっている でも何故か今日だけ寂しくなった気がする
でもそんなことは置いといて早足で玄関へ向かう
急いで靴を履き傘を持ってドアに手をかける
雨栗
どうせ返事は返ってこないこの1言を告げドアを開けた
一人でこの見慣れた風景、歩き慣れた道を通る
別に友達がいないって訳じゃない でも行きや帰りは絶対に1人なんだ 理由は....見れば分かる、
mob a.
mob b.
mob a.
mob b.
....自分で言うのもなんだけど元から顔が良くて女子たちが付きまとわれるんだ、
それがエスカレートして住所特定しようとする人が増えてきたんだ、、 だから私は誰とも帰らないし登校もしない
でもそのままだと本当に友達がいなくなってしまうから私はみんなを騙すんだ....
雨栗
私の武器....そう、“偽の”笑顔で
mob a.
mob b.
....心の底から笑わなくなったのはいつだったっけ、? ていうか心の底から笑ったことあったっけ?
無い気が..... でも心の底から笑うっていう感覚が残ってる気が、する、 なんでだ、?
雨栗
....え、今私なんて、? こめしょー....懐かしいような気がする、けど分からない、、、
そしてこの天気、時期、気温とかもこの懐かしさと似てる気がする、 一体なんなんだろう、
今日はいつも通りみたいで“いつも通りじゃない”のかもしれない
Km. 視点
今日は雨か、、、 なんて思いながら1言無意識に言う
米将軍
米将軍
mob c.
mob c.
米将軍
と言いこの全ての違和感を頭に残して一歩踏み出す その瞬間ふと思い出す....あの赤髪でオッドアイの君を.....
そう、雨栗を
コメント
2件
やっぱり言葉の使い方上手すぎる…めっちゃ勉強になるような使い方してて尊敬!!✨✨ 雨栗さんとかこめしょ~とか色々関係ありそうだな… 続き楽しみ!!!!!