怜
怜
怜
怜
そんな独り言を呟き、俺は学校の屋上から飛び降りるのだった……
いじめっ子いじめっ子1
いじめっ子2
そう言われ、俺は蹴られる。俺は当初と変わらず反応をせず抵抗もしない。心に大きな傷はできているけれど。いや、だからこそ、か。
いじめっ子3
いじめっ子いじめっ子1
いじめっ子2
そうしていじめっ子たちは学校裏から荷物を持ち家に帰っていった。
怜
俺が屋上に来ると、雨が降り出した。
怜
そうしてしばらく雨に当たって、フェンスの向こう側へ行く。
怜
そう言って、俺は屋上から飛び降りた。檻の中から解放されたような気分になった。
しかし、俺の落下はどういうわけか、途中で停止する……
私は、怜を探していた。
し……怜は、私の幼馴染だった。しかし、あることをきっかけに学校が別れてしまった。だが、この学校で一緒になった……しかし、私はあの時と違いすぎていた。
だからこそ、気付かれなかった。いや、気付いてくれなかった。
そうして、屋上に来た時、私は衝撃的な現場を見ることになる……
彼は、屋上のフェンスの向こう側にいたのだ。彼がいじめられているのはわかっていた。だが、どこでいじめられているのか探している最中だった……もしもいじめられた時のためにハサミを持っておいて正解だった。
私はフェンスを切り向こう側に移動した。雨の音で聞こえづらかったのだろう。すんなり向こう側に行けた。 同時に、彼が屋上から飛び降りた。
怜
怜
麗奈
怜
そう言って彼は全力で手を振るってくる。……一瞬手を離しそうになってしまった。
麗奈
怜
麗奈
怜
麗奈
私は、気付けば涙を流していた。
麗奈
怜
怜の顔を見ると、優しい笑みが浮かんでいた。
麗奈
怜
麗奈
言い終わる頃には彼は私の手を振り解き、地面に向かって落下していった。
麗奈
麗奈
麗奈
麗奈
私は、怜をいじめていたグループを特定し、そこのグループを人気のないところに呼び出した。
いじめっ子いじめっ子1
いじめっ子3
いじめっ子2
私は、狂気じみた笑みを浮かべながら言った。
麗奈
『 死 ん で く れ る ? 』
怜
怜
怜
怜
怜