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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

……こんな世界なんて

俺が生きてても死んでても

たった1人、この世界から消えるだけ

テレビで殺人事件を見た時に、少し悲しくなるのと一緒なんだ

そんな独り言を呟き、俺は学校の屋上から飛び降りるのだった……

いじめっ子いじめっ子1

うわ……最悪、血が服についた……

いじめっ子2

何私たちの服に血つけてるの?

そう言われ、俺は蹴られる。俺は当初と変わらず反応をせず抵抗もしない。心に大きな傷はできているけれど。いや、だからこそ、か。

いじめっ子3

はぁ……呆れた。もう帰ろ。

いじめっ子いじめっ子1

そうしよ〜

いじめっ子2

それがいいわね

そうしていじめっ子たちは学校裏から荷物を持ち家に帰っていった。

……屋上って、どこから行けるんだっけ

俺が屋上に来ると、雨が降り出した。

……最後に雨を見れて良かったよ

そうしてしばらく雨に当たって、フェンスの向こう側へ行く。

……皆、じゃあね

そう言って、俺は屋上から飛び降りた。檻の中から解放されたような気分になった。

しかし、俺の落下はどういうわけか、途中で停止する……

私は、怜を探していた。

し……怜は、私の幼馴染だった。しかし、あることをきっかけに学校が別れてしまった。だが、この学校で一緒になった……しかし、私はあの時と違いすぎていた。

だからこそ、気付かれなかった。いや、気付いてくれなかった。

そうして、屋上に来た時、私は衝撃的な現場を見ることになる……

彼は、屋上のフェンスの向こう側にいたのだ。彼がいじめられているのはわかっていた。だが、どこでいじめられているのか探している最中だった……もしもいじめられた時のためにハサミを持っておいて正解だった。

私はフェンスを切り向こう側に移動した。雨の音で聞こえづらかったのだろう。すんなり向こう側に行けた。 同時に、彼が屋上から飛び降りた。

……手を離してくれるか?俺は今から屋上から飛び降りるところだったんだ

なあ……『世界一の美女 麗奈』さんよ

麗奈

いいえ?……離すわけ無いじゃない。私はあなたに用があってここまで来たのよ?

悪いな、他を当たってくれ

そう言って彼は全力で手を振るってくる。……一瞬手を離しそうになってしまった。

麗奈

ッ……あっぶな

っち……

麗奈

……ねえ、なんで貴方は他人に相談しなかったの?

……はぁ、あんたは幼馴染の麗奈だろう?何故わざわざ俺を止めに来た?

麗奈

えぇ……そうよ。何で、すぐに気付いてくれていたのなら何で私に相談してくれなかったの?何で?私が信用できなかったの?

私は、気付けば涙を流していた。

麗奈

何で……何でよ

……お前、相変わらず泣き虫だな

怜の顔を見ると、優しい笑みが浮かんでいた。

麗奈

ッ……悪かったわね

俺は……それも麗奈だと思ってるよ……俺がいなくても元気でな

麗奈

えっ、待っ__

言い終わる頃には彼は私の手を振り解き、地面に向かって落下していった。

麗奈

あ、あ、あああ……

麗奈

待ってよ……

麗奈

私を、おいていかないでよ……

麗奈

……

私は、怜をいじめていたグループを特定し、そこのグループを人気のないところに呼び出した。

いじめっ子いじめっ子1

麗奈さん、どうしたのですか?

いじめっ子3

麗奈さんにお呼びいただけるなんて光栄です!

いじめっ子2

それでご用件は何でしょうか?

私は、狂気じみた笑みを浮かべながら言った。

麗奈

じゃあ……

『 死 ん で く れ る ? 』

はい、と言うわけでどうでしたか?

あっ待って通報ボタン押さないで

今回はHAPPY END系になるかと思わせたBAD END系を作ってみました。いやぁ、下手でしたねぇ……

ただ……これを機にいじめている人がもしこの物語を見て、したことは必ず還ってくると言うことを覚えていて欲しいなと思います。……よく聞くフレーズですが、体の傷は治っても心の傷は治ることはありません。……軽い気持ちで発言する前に、もう一度、これを発言して本当にいいのか?これを本当にしてもいいのか?と考え直してみてはいかがでしょうか?

それでは、また次の物語で会いましょう。

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