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#のあうり
蝶姫
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コメント
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るなの「天才でポジティブガール」って看板の裏で、こんなに不安を抱えてるんだって思うと胸がぎゅってなったよ。窓から入った風がきっかけで涙が溢れるシーン、映像が浮かぶくらい鮮やかだった。最後の「…るな?」で誰か来たのが気になる〜!続きすごく読みたい。
???
るな
放課後の誰もいない教室。るなはいつものように、自分のスマートフォンを片手に満足げな声をあげた。 窓から差し込む夕日は、教室をオレンジ色と長い影で満たしている。
カラフルピーチのメンバーと過ごす毎日は、信じられないほど騒がしくて、信じられないほど楽しい。 「自称天才、ポジティブガール!」 カメラが回れば、るなはいつだってその名の通りの自分になれた。みんなを笑顔にするためのエネルギーが、体の奥からいくらでも湧いてくる気がしていた。 だけど。
るな
ぽつりと呟いた言葉は、夕暮れの教室に静かに吸い込まれていった。 最近のメンバーの活躍は目覚ましい。新しい企画を次々に思いつくリーダー、ゲームの技術を極めていく仲間、巧みなトークで場を盛り上げるメンバー。みんなそれぞれ、自分の「特別」を磨き続けている。
るな
一度心に生まれた小さな不安は、影が伸びるようにじわじわと広がっていく。天才なんかじゃない。ポジティブでいなきゃ、みんなに置いていかれちゃいそうな気がして、ただ必死に走っているだけ。そんな心の弱音が、急に溢れそうになった。
るな
自分で自分を励まそうと、無理に笑顔を作ってみる。けれど、その瞬間。 窓から、少し冷たさを帯びた強い秋風が吹き込んできた。 バササッ、とカーテンが大きく揺れ、るなの髪が激しく風に舞う。 視界が髪で遮られ、風の音が耳元で鳴り響いたとき、張り詰めていた糸がプツリと切れた。
るな
視界が、急激に熱いもので滲んでいく。 堪えようと目を見開いたけれど、大粒の涙は容赦なく溢れ、頬を伝って顎へと流れ落ちた。 いつもは隠している、本当の不器用な自分。 泣き虫で、不安で、寂しがり屋な自分。 風に吹かれながら、るなはただ、静かに涙を流し続けた。