主
主
主
主
主
主
主
主
いつの間にか辺りは真っ暗だった。
街灯の明かりと月光だけが、俺を照らしている。
諦めて家路につこうとした時だった。
目の前に、俺が会いたくて会いたくてたまらなかった奴がいたんだ。
真っ黒なパーカーを羽織って、フードでその目立つ赤髪を隠した男。
見間違うはずもないが、確かめるように呟いた。
凶一郎
パッとこちらを向く男性。
凶一郎
どこか嬉しくなって、歩調を少し速める。
寒さと喜びで頬と鼻頭を赤く染めながら、俺は太陽に駆け寄った。
コメント
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ハート200にしときました続き待ってます☺️