拝啓、死を忘れた者たちへ
――今宵も始めましょう、【救済】を。
時は20XX年。
数年前の表社会にてものすごいスピードで発達した情報技術と物品製造技術は、すぐに裏社会にも広まった。
表社会の人間が使えば《善意》となりうる素晴らしい技術も、裏社会では《悪意》に満ちた技術だ。
そんな蔓延った悪意は、裏社会だけでなく、表社会までにも大きく影響を与えつつあった。
テレビをつければ、『○○株式会社の社長が暗殺された』だの、『○○取引所で暴動事件が起こった』だの、物騒なニュースが次々とアナウンサーによって読み上げられていく。インターネットでは、全く裏社会に詳しくない素人が当てずっぽうの推理をして問題を起こす。
人々の生活は、変わりつつあった。
そして裏社会では、とある組織が名を轟かせていた。
《恐ろしくも美しいリーダーと15人の男女で構成される、【救済】を目的とした裏社会自由組織》。
組織の名は――――――【MMMR】。
【死を忘れた者へ救済を、そしていずれはこの世界へ祝福を――――――】
彼らは、今日も救済に向かう。
自身の未来をも、絶ち切って。
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~mmmr卒業メンバー様の登場があります。苦手な方はブラウザバック願います。~