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琳寧へ
お主は今、たいそう困惑しておるじゃろう。急ですまぬな。 この手紙では、お主の知りたいことを大体記しておこうと思うとる。
全ては伝えれぬし、整理しきれとらんが、知らぬよりはましであろう。
まず、お主に贈った二つの贈り物の話からしようか。
お主には、「感情」と「神座(かむくら)」を贈ったな。覚えておるか? 「感情」の方は、贈り物というよりは元に戻したという方が近いかもしれんがな。
感情は、生ける者が必ず持っていなくてはならぬ、大切な物じゃ。 それをお主は無くしておった。それは自分でも分かっておるな? お主の過去は知らんが、たいそう辛いことがあったのじゃろうな。
じゃから、妾はお主に感情を返した。妾は黄泉の国…“亡きモノの国“の王じゃ。 死んでおるモノの行く先を決められるという特権を持っておる。 お主の感情は死んでおったのじゃから、その程度は妾が自由に決められる。
次の贈り物、「神座」について話そう。 お主が皆から聞いた通り、神座は神になるために必ず必要なものじゃ。 それを渡した者は、その分神座を削るがな。 じゃから妾は、残りの神座が三分の二程度しか残っておらぬ。
それでもお主には、この力を渡したかった。それだけじゃ。 その理由を簡単に話そう。 黄泉の国でも言ったが、妾はお主にここの王を引き継いでほしい。これは本心じゃ。 妾もそろそろ休みたいからの。 じゃが、もういくつか理由がある。
お主に居場所をつくってやろう。そう思ったのじゃ。 お主には、もう親と呼べる者が居らぬじゃろう。 天界にいる今、お主は神に成ればここに住める。
それと同時に、「絶対にお主を守り切らねばならぬ」。そう思えたのじゃ。 これの理由は妾にも分からぬ。 しかし、初めてお主を見た時にそれを強く感じたのじゃ。 世の中は分からぬことばかりじゃな!
さて、お主もきっと、妾の人格についても気になっているだろう。 正直に言うと、妾もこれが1番よく分かっておらん。
何じゃろうな。妾自身も、何かおかしいとは思っておるのじゃよ。 しかし、ある日を境に、自分自身を見失うことが多くなってのぉ…
妾も歳をとったのかもな!あ、実年齢は秘密じゃよ?
妾も、自分で調べてみたのじゃ。「黒葬神」の前ぶれかと思って。 しかし、少々違っての…。
いや。確かに若干似てはおったのじゃ。 じゃが、こうして一応自我はある。それに、症状がこれ以上出ておらんのじゃ。
黒葬神になる前は、必ずと言ってもいいほど、 力が大幅に膨れ上がるという症状が出るのじゃ。 じゃが妾はそんなことないし…と言う感じでの。
まぁ、また新しいことが分かったら連絡する予定じゃ。
あ、言い忘れていたことがあった。 決闘の時の賭けるものの話じゃが…妾自身はそれでもいいと思うとる。
お主が勝てば妾はそちらの世界へ帰り、妾が勝てば…な?
正直な、妾にとってはどうでも良かったのじゃ。 まぁ…あの時は大勢おったからな、少々強がらせてもらった。 妾も、本当は前からイザナギと仲直りしたいとは思っておった。 しかし…今はそれが難しくてな…
しかし、「決闘」で決まったことには、“誰も“口出しはできぬ。 じゃからお主の提案は快く受け入れるつもりだったのじゃ。 お主が負けることは絶対にない。妾がわざと負けるつもりだったからの。
それが、妾からの条件はどうでも良かった理由じゃ。 もしお主が正々堂々と戦いたいのならば、先に伝えてくれ。
取り敢えず、今すぐお主に伝えたいのはこれぐらいじゃな。 それでは、また会おう。
イザナミより
琳寧
神器
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琳寧
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琳寧
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琳寧
琳寧
琳寧
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琳寧
神器
琳寧
神器
そろそろ儂の名前を決めたほうがいいかと…
琳寧
神器
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琳寧
神器
神器
神器
「真名(まな)」です
琳寧
神器
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神器
神器
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琳寧
神器
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琳寧
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琳寧
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琳寧
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琳寧
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琳寧
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凛音
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凛音
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凛音
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琳寧
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琳寧
琳寧
凛音
凛音
琳寧
琳寧
琳寧
(“救い主“になりたい…!)
琳寧