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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

これは、私が高校生のときの話

トークにて。

智花

はるか 今 何してる?

晴香

今 普通にやることないし。
漫画読んでるけど…

智花

ちょっと話あるんだけど
家来れないかな?

晴香

別にいいけど…

智花

じゃぁ 待ってるね。
ごめんね。急に

晴香

はーい。

そのトークから30分後

晴香

ちゃお。来たよ。

智花

ありがとう。

晴香

で、話ってなに?

智花

実はさ。今日体調悪くて
病院いったら…

智花

妊娠してて…さ

晴香

えっ! 妊娠?
まじ…

智花

まじ…

晴香

相手って…さ

智花

涼平

晴香

涼平には言ったの?

智花

まだ…

晴香

まじか…
で、智花はどうしたいの?

智花

今は子供いいかな…別に

智花

育てれる自信もないし…
高校は卒業したいしさ。

晴香

じゃぁ なんで避妊しなかったの?

智花

そうなんだけど…

晴香

今、何ヶ月?

智花

まだ2ヶ月…

智花

エコーは丸の形だった…。

晴香

まぁ どうするかは当人同士だし。
でも、私は避妊しなかったのは
いくら親友の智花でも許さないかな。

智花

無責任なことした…

晴香

ほんとだよ。お互いバカップル
なのは知ってるけどさ。

晴香

とりあえず明日話な。

翌日 学校屋上にて

涼平

どうした?
わざわざこんな所に呼んで。

智花

あのさ…私…妊娠した…

涼平

ん? 妊娠…? 
えっ! 妊娠?まじ?

智花

うん。

涼平

え〜 どうしよ〜。

智花

私は自信ない。

涼平

俺も…智花は好きだけど…
だから尚更ちゃんと…

智花

うん。

涼平

ごめん…俺も…今は自信ない…

そして…色々話した結果 親の意見もあり、下ろすことになった。

そして…歳月は流れ、 今は別の男性と結婚。

蒼磨(そうま)

今日 病院どうだったよ。

智花

えっとね。びっくりしないでね。

蒼磨(そうま)

どうした?

智花

妊娠してた。3ヶ月
蒼磨 パパだよ。

蒼磨(そうま)

まじか! やったぁ!
俺もパパかぁ。
ありがとう 智花。

智花

まだ はやいよ。

今回の妊娠はあの頃と違い 私も旦那も心から喜びました。

そして、安定期にも入り、 性別がわかる頃。

蒼磨(そうま)

どうだった?
性別わかった?

智花

わかったよ。

涼平

どっち?

智花

どっちだと思う?

蒼磨(そうま)

うーん。どっちでもいいけど…
おとこのこ?

智花

うん。おとこのこ

蒼磨(そうま)

そっかぁ。男か〜。

蒼磨(そうま)

ある程度 俺がするから
智花はゆっくりするんだよ。

智花

ありがとう。パパ

蒼磨(そうま)

なんか恥ずかしいなぁ。

そして、出産のとき

先生

もう少しですよ。

智花

いたい。痛いぃ
あァァァァ

先生

よく頑張りました。元気な男の子ですよ。

無事子供は生まれ。 免疫を付けるためお腹の上に乗せたとき

”ワタシハ産まなかったのに”

智花

えっ?

確かにそう聞こえました。

出産から2日経ち、母子同伴でいる時。

赤ちゃん

ぎゃぁぁぁ ぎゃぁぁ

智花

オムツかな。ミルクかな。

すると また

”許さない 許さない ワタシハ産んでもらえなかったのに”

夜になると、赤ちゃんが泣くと同時に

”許さない ワタシモ産んでほしかった”

と毎晩聞こえるようになり 私は高校の時に下ろした赤ちゃんと感じ

抱きかかえて。

智花

ごめんなさい。ごめんなさい。
あの時、無責任なことをして

智花

あなたを悲しませて
産んであげれなくて
ほんとにごめんなさい。

智花

もうそんなことしないから
ちゃんとギュってするから

私はあの頃を後悔しつつ、 涙を流しながら伝えました。

”ほんと…もうしない? ちゃんとギュってするの?”

智花

うん。する。もうあんな事しないよ。

”ちゃんと可愛がってあげてね。”

心なしか産まれたばかりの 赤ちゃんがその時ニコッと笑ったように 見えました。

退院後、旦那の蒼磨に事を話し、 水子の供養をしっかりしました。

すると、その日の晩。 赤ちゃんを通して

”ママありがとう”

その言葉を最後に聞こえなくなりした。

この作品はいかがでしたか?

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