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流星side
目が覚めると...
ホテルの中。
あっ...僕また戻ってこれた。 スマホで日付を見ると、花火大会から3日後。
良かった。ちょうど何か分かりそう。 今日の予定は...と思い、確認しようとスマホを開くが... あれ?暗証番号が違うのか、開かない。 というか、僕のスマホじゃない。
ん?体もなんかいつもと違う感じ...。
もしかして...
そう思って鏡を見ると
丈(流星)
僕は丈くんになっていた。
丈(流星)
あっ、もしかして 丈くんのクッキーを食べたから...?
絶対にそうだ...。やってしまった。
あっ...でも、丈くんなら 逆に大ちゃんに近付いて花火大会の日に 何があったのかを聞き出しやすいかも...。
そう思って、支度を済ませ、部屋を出る。
とりあえず誰か...誰かに今日のことを聞かないと...
と、ちょうど良く隣の部屋から大橋くんが出てきた。
丈(流星)
僕が声をかけると...大橋くんが何か困った顔でこちらを見てきた。
大橋
丈(流星)
ごめん、強すぎたかな?
大橋
丈(流星)
そう言って僕はまた部屋へと戻る。 丈くんになるのって...難しい...。
とりあえず、仕事の荷物をまとめて 言われた時間に玄関へと向かって行った。
集合時間に行くと... 僕以外のみんなはもう揃っていて
丈(流星)
僕は丈くんになった訳だから、当然僕自身は もう一人別に存在していた。
大ちゃんも...居る。
ここまでは何も変わった様子はない。 そうキョロキョロしていると...
謙杜
大橋
恭平
そう言って恭平が肩を組んできた。
丈(流星)
と、とりあえず 今日一日は丈くんになりすまして...
僕と大ちゃんの関係を見つつ あの写真から僕が消えた訳を探さなければ。