テラーノベル
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君は
ゆっくりゆっくり歩くから
気がつくと隣にいなくて
俺は度々君を探さないといけない
振り返ると君はたいてい 小走りで追いついてきて
照れ笑いしながら
また俺の隣に並ぶんだ
それからしばらくは俺も気をつけて
君に歩調を合わせて
ゆっくりゆっくり歩く
周りの景色なんかを見ながら
誰かを待ったり
急いで駆け寄ったり
それから
いつの間にかまたうっかり 見失ってしまって
また慌てて探したり
それってさ
歩調の合わない2人でも
それでも一緒に歩きたいって 思うってことで
そう思う誰かがいるから
できることだったんだな
心地よい風が吹いて
天気の良い日に
ふと公園の木漏れ日の下なんかを
景色とか
楽しそうな家族とか
それからカップルなんかを眺めながら
俺はひとりで
ゆっくり
ゆっくり歩いてみたりする
決して振り返ったりなんかしないで
いつかの君の歩調みたいに
ゆっくり
ゆっくり
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