律
ここが那田蜘蛛山ね
律
ありがとう、離々(りり)
離々
滅相もございません
離々
では、ご武運を
律
えぇ
律
良い結果を待っていて
この会話が終わると離々は何処かに飛び立った
私は責務を全うすべく
山の中へ
そこで見た光景は酷いものだった
誰だ、あの人は
ごっつ
いかにもって感じだけど
柱…か、?
いや、なんか方は見たことがない
そこのでっかい人!!
ここは危ない!!
隊士が皆何者かに操られてしまう
体格は恵まれているようだが
柱のような迫力も
鬼のような狂的な様子もない
謎の剣士
隊士たちの言葉を聞き
驚いたような表情を浮かべ
クスッと下を向いた
律
笑
律
心配、どうもありがとう
律
でも大丈夫
律
私に任せて
律
でも、もう少し耐えてね
律
ファイト
ふぁ、いと??
なんだそれ
みんなは糸に繋がれて操られている
この糸いったいどこから…
こんなにも遠くから操れるなんて
何人食べたのだろうか
律
あ、いたー
母
!?
母
誰!!
石の上に座り指先から出た糸を動かしている
律
こんばんは
律
今宵も人を狩っているのかな
母
今宵もって…
母
私も好きでやってるわけじゃないのよ
律
そう、可哀想に
律
ならば私が鬼化を止めてあげましょうか?
母
え、
母
そんなことができるの?
律
えぇ
律
知りたいかい?
母
は、はい…
律
じゃあこっちにおいで
鬼がこちらに少しずつ近づいてくる
母
なんてねっ!
律
!?
すると突然上から何かが降ってきた
すごい汗…
それに、すごく息が上がってる
無理をしていることが一目瞭然だ
律
なんだこれ
律
首がない、?
律
元鬼の方??
律
いや、じゃあそれは何??
母
それは私の最高傑作の玩具よ
母
さあ
母
遊びましょう
律
ふうん
律
なるほどね
大股でおもちゃに歩み寄った
母
へ、?
気がつくとそれは
どんなものだったかなんて想像できないほど
粉々になっていた
律
あれ?やはりはこれ鬼なのか?
律
ま、いいや
律
じゃあね
母
は?
母
……
律
?
諦めた?
本当に好きでしているわけではないのだろうか
律
でも、罪なき人を殺してしまったのなら仕方ない
律
罰を受けるべきだ
母
そう、ね
母
(痛い、)
母
(でも、もうこれで)
母
終わり…






