TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

らね

えっ、留学、ですか?

ヒカリ

こんな大事な話の時に限って、ちなが休みとはな。

しの

そうよ。もうすぐ海外留学なの。私は今年が初めてなんだけど、毎年あるみたい。

らね

ちなみに、海外留学はいつからなのですか?

しの

1週間後よ。けどもう準備もしてあるから。

らね

...そうなんですね。

しの

一ヶ月間カナダの首都に滞在する予定よ。

ヒカリ

寂しくなりますね。

しの

えぇ。その間、らねは専属メイドがいないお兄ちゃんの掃除、送迎、料理などをしてもらうつもり。

ヒカリ

俺とちなは?

しの

ヒカリは、そうね。家事全般すごく上手だし...。なんでも完璧なメイドじゃないと雇わないって言って、一切メイドがいないわたしの双子の兄に仕えさせるわ。

しの

ちなは...歳の離れた弟に仕えさせるわ。あの子は手話もできるし...まぁただ、周りに対して塩対応なとこはあるけどね。

ヒカリ

はい!じゃあ明日ちなに伝えておきますね!

しの

ありがとう。あと、ヒカリ。

ヒカリ

はい?

しの

ヒカリが使える私の双子、さのは、異常なほど物事をきにするから、言葉遣いには気をつけてね。

しの

〜っスとか、タメ口は絶対ダメ。常にらねの様に丁寧に。あと、ヒカリは色々な手入れが必要ね。

ヒカリ

へっ?

しの

こっちへ来て。

ヒカリ

は、はい!

らね

...?

ヒカリ

ギャー!!しの様ァ!!みないでぇ!!それからねには言わないでぇえー!!!

しの

はいはい!

ヒカリ

うっわ...なんすか...こんのひらひら...

しの

も"ー!これが普通なの!!

ーかれこれ1時間後

しの

はは...まさか本当だったのが目の色だけだったとはね...

ヒカリ

ゔ...

しの

まさかの髪は染めてて、元は綺麗な白銀色。目にもコンタクト入れてるとはね...。

らね

ほ、ほんとにヒカリなの?

ヒカリ

ゔぅ!そうだよ!!

しの

まぁいいわ!さっき言ったような感じで演技してみて。

ヒカリ

はい。畏まりました。

ヒカリ

お嬢様。お茶を淹れて差し上げましょうか?

しの

いいわ。

ヒカリ

畏まりました。他に何か御用件があれば、なんなりとお申し付けください。

しの

うん、うんうん!いいわ!

ヒカリ

ありがとうございます!

しの

その調子でお願いね。

ーさぁ、果たして1週間後は? 第5話 完

明るいご主人と無口なメイド

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚