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当たりすぎる占い・・・。

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当たりすぎる占い・・・。

1 - 当たりすぎる占い・・・。

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2019年11月14日

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今日も放課後になると、占ってほしい女の子たちが里緒の席を取りかこんでいた。

ようやく占いの順番がきた空が、里緒にたずねた。

うち、好きな人がいるんだけど....コクったら、上手くいくかな?

里緒(りお)

ん...じゃあ空ちゃん。カレの顔をしっかり思い浮かべながら、5枚のカードを引いて。そしたら、十字架のカタチになるように、5枚のカードを机の上に並べて

う、うん。ド、ドキドキするぅ〜

空が目を閉じて、カードの山から5枚のカードを祈るようにゆっくりと選び、引いたカードを机の上に並べた。

みんなは、かたずを飲んでそのようすを見守っている。

すると里緒は、カードの上に手をかざして、そこから3枚のカードを選び出した。

里緒が、手に持った3枚のカードを、じっくりと見つめている。

占いの結果を待つ空が、ソワソワして口を開いた。

ど、どう?里緒......

里緒(りお)

ん......。空ちゃん、安心して。告白はきっとうまくいく。でも、あせっちゃダメ。告白は今すぐじゃなくて、今月の終わりまで待って。あと、気持ちを伝えるときも、手紙の方がいい、ってカードに出てる

わあ。やったぁ!今月の終わりに手紙、ね。わかった!里緒、ありがとう!!

空がよろこんで帰っていった。

真理

さあ、次はうちの番だよ!

里緒(りお)

ゴメンね、みんな。ちょっとつかれちゃった。今日はここまで.....ゆるしてね

みんな

ええ〜っ!?

里緒を取りかこんでいたみんなから、不満そうなどよめきがあがった。

里緒とあたし(明理(あかり))は、途中まで帰り道が同じ。

いつもいっしょに帰れるんだけど、里緒は病弱なのか、なんだかフラフラするときがある。

だから、別れぎわはいつもちょっと心配。

明理(あかり)

里緒、だいじょうぶ!?ひとりで帰れる?家まで送っていこうか?

里緒(りお)

ごめんね、明理ちゃん.....。病気じゃないから、だいじょうぶだよ。占いって、すごく力を使うから、カラダがすぐつかれちゃうんだ。

明理(あかり)

ええっ!?そんなに大変なら、毎日やらなくたっていいのに

里緒(りお)

ん.......。でも、わたしの占いで、みんながよろこんでくれるから.....

里緒はおとなしくて、クラスではあまり目立たない女の子だった。

去年転校してきたばかりで、友達もまだ少ない。

だからなのか、友だちを増やそうとして、ちょっと無理をしているように見えた。

明理(あかり)

里緒、そんなに頑張らなくてもいいんだよ。あたしたち、心友じゃん?

里緒(りお)

ん....明理ちゃんありがと。あっ、そういえば明理ちゃん、今日は撮影の打ち合わせに行くって言ってたよね。ちょっと、カードを1枚引いてみて.....

明理(あかり)

う、うん.....

あたし(明理(あかり))は、言われるまま里緒の占いカードを1枚引いた。

あたし(明理(あかり))がカードを手わたすと、えがらを見た里緒の顔がくもった。

里緒(りお)

ん.....やっぱり。ちょっとイヤな予感がしたの.....。事故の暗示が出てる。明理ちゃん、今日はいつもと違う道で仕事に行って。いつもバスで行くなら電車で、いつも電車なら車で....

明理(あかり)

えっ、事故!?う、うん。わかった....

あたしは、仕事に行くとき、いつもママに車で送ってもらっていた。

だから、里緒の占いを信じているあたしは、今日だけは電車で行くことにした。

明理(あかり)

(里緒の占い通りにしてよかった)

そう思ったのは、その日、仕事から帰ってきてからのことだった。

夜のテレビのニュースを見ていたら、あたし(明理(あかり))がいつも仕事に行くときに通っている高速道路で、3人が死亡する大事故が起きていた。

もし、いつも通りに車で行っていたら、事故に巻きこまれて死んでいたのは、もしかしてあたしだったかもしてない.....。

ありがたかったけれど、あたしは里緒の占いが、すっかりこわくなってしまった.......。

主です!

初心者なので下手です!

ハートが500言ったら続き書きます!

ばいば〜い!

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