僕はビクター・グランツ
サバイバーであり、ポストマンである
この荘園に来てからも、僕はポストマンの役目を果たしているだろう
ヘレナ
ビクター
ヘレナは杖を器用に使い、ビクターの元へ行く
綺麗な桃色の髪は少し乱れている... 急いでいるのかもしれない
ヘレナ
ヘレナは横髪を耳にかけ、手紙を渡した
ジョゼフなんてサバイバーは居ただろうか
僕は全ての人の顔と名前、部屋番号を覚えている... ジョゼフなんて名前は該当しない
ヘレナ
ビクター
ハンター棟だなんて行ったことがない。
ハンターと接点のあるサバイバー....... 想像もしていなかった
ヘレナ
ヘレナ
ビクター
ビクターはコクリと頷く
ヘレナ
そう言って会釈をすると、ヘレナはいそいそとホールへ向かった
ビクター
ビクターはサバイバー棟を出て、ハンター棟へ向かった
もうすっかり冬だ
ビクター
はぁっ、と息を吐く
吐いた息は白くなり、消えていく
ビクター
ビクター
ビクター
天を仰ぎ、彼女の表情を思い出す
ビクター
色々考えてるうちに、ハンター棟へ着いてしまった
ハンター棟の扉は、思っていたよりは小さい
外観もサバイバー棟に似ている
ビクターはハンター棟の扉をノックする
すると、程なくして中から声が聞こえてきた
ビクター
勢いのある声に圧倒され、ビクターは思わず隠れてしまった
扉が開き、中から銀髪の...青い瞳をした男が出てきた
カチャリ、と扉の鍵が閉まる
ビクター
男は溜息をつき、こちらに気づく
ビクター
ゆっくりとこちらへ近づいてくる... とても優しい眼差しで
ビクター
ビクターはコクリと頷く
ビクター
首を横に振り、手紙を出した
男は笑顔を浮かべ、優しい声色で話す
ビクター
ビクターは頷くと、男の目を見る
ビクター
ビクター
男はニコリと微笑み、こちらを窺う
ビクター
ビクターは声を絞り出し、帽子で顔を隠す
ビクター
男は何かやってしまったかのような顔を浮かべ、口を噤む
ビクター
当たり前か。サバイバーの前でも余り喋らないのだし...
男は扉を叩く
鍵が外れ、扉が開く
中から出てきたのは、長身の男... 白や黒の長い髪が垂れていた
長身の男はこちらを見ると、怪訝な顔をして問うた
ビクター
ビクターは会釈をし、帽子を被る
ビクターは驚きながらも、中へ入れてもらう事にした
内装もサバイバー棟と似ている....... あまり違いはないのかもしれない
写真家
ジョゼフは回廊を歩きながらこちらを見る
写真家
ビクター
ジョゼフは微笑み、 ビクターは頷く
写真家
そんな事を話していると、大きな部屋に着いた
どうやらここが食堂...ハンターが集う場所らしい
写真家
ジョゼフが扉を開けると、中には1名のハンターが居た
ビクター
写真家
芸者
美智子は笑みを浮かべ、ジョゼフに問うた
芸者
写真家
芸者
ビクター
ビクターは焦りながらも、美智子を見つめる
芸者
美智子はほっこりとした顔で、席を立つ
芸者
そう言うと美智子は食堂を出ていった
写真家
ビクター
写真家
ビクター
ビクターの事を不思議そうに見つめていたが、理解したらしい
写真家
イソップ・カール....... 納棺師という役職を持っているんだったか
ビクター
ジョゼフは満足気な顔をして、考えていた
写真家
写真家
ビクター
写真家
写真家
話しながらジョゼフは頬杖をつく
写真家
写真家
写真家
ビクター
写真家
ジョゼフは時計を見る
写真家
ビクター
面白い
この人は...アダムスさんやカールさんの事を理解している
ビクターは首を横に振り、帽子を被り直す
写真家
ジョゼフはいそいそと席を立ち、食堂からビクターを案内する
写真家
ビクター
写真家
写真家
ビクター
ビクターは頷き、ハンター棟を出る
ビクター
ビクター
―2人は恋仲なんだろうか―
ビクター
ビクター
おまけ
ヘレナ
ビクター
ヘレナ
ヘレナ
ヘレナ
ビクター
ヘレナ
ビクター
ビクター
ビクター
ビクター
ビクター
ヘレナ
ビクター
ビクター
いきなりたくさん喋ってしまった... 変に思われた。絶対。
ヘレナ
ヘレナ
ビクター
ヘレナ
ビクター
ヘレナ
ヘレナ
ビクター
ヘレナ
ビクター
僕は―彼女にも興味が沸いた
コメント
18件
繊細なお話ですね…! 話せるビクター君もいいなぁ… ジョゼフがいい味出してますね…!d(˙꒳˙* )スキデス お口も縫われてるし…実際どうなんでしょうね……
ビクターくん楽しみですよねぇ...もう当てた人いるかな?マッチングした事あるけど、ファスチェ弱いかもしれませんね。 ビクターくんがお話出来る設定で描きました。実際は「社交障害」だし、喋れなそうだけど.......