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あやや あいされ

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あやや あいされ

3 - 作法 × 綾部 ー先輩と後輩ー

♥

360

2025年03月17日

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仙 _ "

さぁ 、喜八郎 。

仙 _ "

今日から作法委員会に入る 。

仙 _ "

藤内だよ 。

綾 _ "

... はぁ 、

藤 _ "

.. っ 、?

仙 _ "

こらこら 、笑

仙 _ "

あまり後輩を
虐めるんじゃない 。

綾 _ "

... むっ、

仙 _ "

.. 困ったもんだ 。 笑

仙 _ "

気にしなくていいんだからな

仙 _ "

藤内 。

藤 _ "

ぅ 、 はいっ!

綾 _ "

...

つい最近まで 、みんなの一番下で

周りが世話を焼いてくれる

そんな立場だったのに

いまでは 、その立場は 新しい一年に横取りをされて

今度は僕が世話を 焼かなければならないらしい

どうして僕が

どうしてい組の僕が は組の藤内なんかの面倒を?

どうして立花先輩は

僕から離れて藤内のところへ?

でも 、不満はぶつけてはならない

だって僕は 、先輩だから 。

綾 _ "

...

藤 _ "

綾部先輩の第一印象は

とても綺麗で儚いヒト 。

そんな印象で 、

我ながら 、一目惚れ だと 入会早々気付かされた 。

けれど 、その後 俺は気付いた 。

この人は俺が嫌い 。 だということを

藤 _ "

ぁ .. 綾部先輩 っ !!

綾 _ "

...

藤 _ "

あれ 、聞こえなかったのかな。

藤 _ "

綾部先輩 !あの!!

綾 _ "

2回も呼ばなくても聞こえてるよ

綾 _ "

... なに ?

藤 _ "

あ っ .. あの 、

藤 _ "

えーと 、。

綾 _ "

.. あのねぇ、僕 。

綾 _ "

忙しいんだ 。

綾 _ "

分からないのなら 、
立花先輩に聞きなよ 。

綾 _ "

立花先輩なら 、僕と違って
良くしてくれるよ 。

藤 _ "

へ 、あのせんぱッ

綾 _ "

それじゃ 。

あの日 、俺は想い人に きっぱりと突き放された 。

なにも話せず 、何も伝えられず

俺の下思ひはズタボロに崩れた 。

その場で僕は泣き崩れた 。

すると目の前には 、

綾部先輩 。

ではなく、別の先輩が居た 。

仙 _ "

... 藤内 、?

仙 _ "

どうしたんだ .. !?

仙 _ "

顔がぐしゃぐしゃじゃないか !

藤 _ "

.. ぐず ッ 。

藤 _ "

実は ...

仙 _ "

そうか 、喜八郎が 。

藤 _ "

はぃ 。

藤 _ "

でもっ..これは僕が悪くて ッ ..

仙 _ "

わかってる 。藤内 。

仙 _ "

そうだ 、藤内 。

仙 _ "

ひとつ 、喜八郎の
いい話をしてやろう 。

藤 _ "

.. いい 、話 ?

仙 _ "

喜八郎は素直に
なる事が苦手だ 。

仙 _ "

故に、いつも裏返しの事を
発してしまうのだ 。

藤 _ "

つまり ... !!

仙 _ "

な 、可愛いヤツだろう 笑

あぁ 、僕は嫌われていなかった 。

綾部先輩 。

その棘の後ろには

脆くて可愛らしい花を まとった貴方を

僕はひと時も忘れない 。

伝 _ "

うぅ .. !

伝 _ "

綾部先輩ッ !

伝 _ "

兵太夫が .. 兵太夫がぁっ!

兵 _ "

伝七 ッ !!

兵 _ "

綾部先輩はズルい !!

兵 _ "

僕も ~ !!

綾 _ "

... おやまぁ 、ふたりとも 。

綾 _ "

そんなにきつく
締められると苦しい 。

藤 _ "

コラ ‼️

藤 _ "

先輩が困っているだろう!!

藤 _ "

それに 、ぼくだって .. (

綾 _ "

.. ふふ 、おいで 。

綾 _ "

とーないっ 。

藤 _ "

へぁ .. ッ !?!/ /

藤 _ "

いやいやっ、俺は..!

綾 _ "

はいはい 、これも予習だよ 。

綾 _ "

甘える予習 。

藤 _ "

え .. あぁっ、

兵 _ "

別に 、藤内先輩は
いらないですケド〜 。

伝 _ "

... それは僕も同感 。

綾 _ "

... あれまぁ 。

藤 _ "

〜 っ!! ( ぐい

綾 _ "

ぅおッ .. と。

藤 _ "

うるさい っ !! / /

藤 _ "

先輩は俺の !!!( 抱

綾 _ "

... とーない 。

藤 _ "

あ " ... いやッ、これはっ

兵 _ "

はあ!?

兵 _ "

僕の先輩なんだけど!!

伝 _ "

いいや、僕のだ!!

綾 _ "

あぅ .. 頭に響くぅ 。

僕 、綾部喜八郎は 四年生という上級生に上がり

新たな後輩もできた 。

当時の僕は少し未熟だった

何もかも上手くいくなかで

唯一手に入らなかった 。

人間関係 。

それを求めていく中で 僕は色々気付かされていった

だから 、いまは

いまの人間関係を楽しもうと思った 。

綾 _ "

ねーぇ、まだやってるの?

綾 _ "

はやく委員会終わらして
穴掘り行きたいんだけど ~ 。

伝 _ "

このまま引き下がれません!

兵 _ "

じゃあさっさと諦めてよー!

藤 _ "

無理に決まってるだろ っ !?

仙 _ "

なんだ 、お前ら楽しそうだな

仙 _ "

俺も交ぜてくれないか?

藤 _ "

た .. 立花先輩ッ 。

伝 _ "

..ぁゎわ 。

兵 _ "

....

綾 _ "

あ 、立花せんぱい 。

仙 _ "

喜八郎 、遅れてすまないな 。

仙 _ "

私が留守の間 、大変だっただろう

綾 _ "

む 、本当ですよ!

仙 _ "

ははっ 、すまない 笑 (撫

綾 _ "

...しょうがないですね 。

兵 _ "

あーずるい!

兵 _ "

先輩が1番近いです!!

仙 _ "

なんだ、お前ら 。

仙 _ "

そんなにぐずぐずしてると
すぐにさらってしまうぞ?

藤 _ "

立花先輩に勝てるわけが 、

伝 _ "

僕 、絶対先輩を奪いますから‼️

兵 _ "

僕だって先輩を落とすし!

仙 _ "

お前の後輩はやる気だが 笑

仙 _ "

まぁ 、かといって
私も手は抜かぬぞ 。

藤 _ "

あーもう!!

藤 _ "

やってやりますよ!!

伝 _ "

...って、アレ..!?

伝 _ "

綾部先輩がいないっ ..

兵 _ "

穴掘りに言ったんじゃない?

仙 _ "

ははっ 、笑

仙 _ "

喜八郎 、さては
恥ずかしくて逃げたな

藤 _ "

あー 、笑笑

伝 _ "

あの綾部先輩が 、!?

兵 _ "

待って超見たいです!

仙 _ "

はいはい 、ならまずは
委員会の仕事だ 。

兵 _ "

ちぇー 。

伝 _ "

おいっ、急ぐぞ ..!

喜八郎 、いつもお前とはじめて 対面する人は皆 そろって

お前の行動が読めずして 離れていく人ばかり

でも私は見逃さなかった

お前のその腕利きの良さ 。

身の回りの洞察力 。

ずば抜けたお前の秀才を

計画されたお前の甘い行動も

褒められることに慣れず 穴の中で真っ赤に染まる頬も

ぜんぶ 、ぜんぶ 。

見逃しはしない 。

あやや あいされ

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コメント

2

ユーザー

神さまが書いた作品だなうん絶対そうだ

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