光の届かない場所。
いつくるか分からない恐怖に耐える
ずっと
ずっとずっと
治療可能な精神病に
治療が許可されずに苦しみ、生きながらえる
たった一人の少年。
ヒシ
研究員
研究員
ヒシ
ヒシ
常に感じる恐怖、孤独感に耐える。
暗い部屋、響く音、誰だかわからない人物の足音、頭と腕の痛み
一般人ならなんともない状態でさえ
彼には
怖くて怖くて堪らないのだ。
マサ
研究員
研究員
マサ
どんな言葉も耐えて
何も考えずに
ただひたすらに
笑顔を作って
笑って
笑って
嗤って
笑わないと
壊れてしまうから
悠麻
研究員
研究員
研究員
悠麻
現実が辛くて
幻覚に逃げる
見えなくなったら、また飲んで
逃げて、飲んで、また逃げるために飲む。
命を削る行為だってことを自覚しているのに
辞められず
また、飲む
累
研究員
研究員
研究員
研究員
累
「気持ち悪い」
「死ね。」
「お前は死んでも」
「独りだよ」
誰なのかも分からない声に、罵倒される
彼女にはそれが、怖くて怖くて堪らない。
1人なはず
静かなはず
どんな場所でも構わず
ずっと聞こえる幻聴と
ずっと見える幻覚に襲われる
深波
研究員
研究員
研究員
深波
そんな研究児に、担当医が着くことになった。
門崎 流唯
ヒシ
綾瀬 慧人
マサ
邑生 那樹
悠麻
累
霧雨 優里
累
霧雨 優里
深波
榊原 芽明
榊原 芽明
深波
彼らにようやく
「生きるべきだ」
そう伝えてくれる人が現れた。
コメント
4件
朔さんと同じ感想だ、、、 書き方かっこいいです〜!
良いなぁ..,(良くない)