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若井滉斗side
涼ちゃんの家に入る
涼ちゃんの部屋は綺麗に片付いていた
涼ちゃんはキッチンから顔を覗かせた
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涼ちゃんはそう言ってマグカップに入ったココアをくれた
お礼を言ってマグカップに触れる
ココアを見るとあの日の元貴を思い出す。
元貴の寂しそうな背中
押し倒したくて、でも押し倒せなかった元貴の身体
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涼ちゃんは黄色いマグカップに口をつけながら俺の方を見る
涼ちゃんのその仕草にドキッとした
涼ちゃんは最近すごくきれいになった
仕草も品があって綺麗で。
元貴も涼ちゃんみたいな人が好きなんじゃないかって思うこともある
実際元貴はよく涼ちゃんに話しかけにいく
元貴は俺に対してそっけない
きっと元貴は涼ちゃんのことが好きだ
実際元貴と涼ちゃんはすごくお似合いだと思う
だから、俺は元貴のことを諦めようかと思っている
今日は、そのことを話しにきた
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涼ちゃんはマグカップを机の上に置いた
マグカップの中のココアが揺れる
涼ちゃんは俺の方を見た
その目は哀しみと諦めと怒りと、いろいろな感情を混ぜているように見えた
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涼ちゃんはその言葉に目を伏せた
長い髪で涼ちゃんの顔はよく見えない
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そう言って涼ちゃんはココアを口に含んで飲み込んだ
そして俺に向かって笑いかける
元貴は付き合っている人はいるのだろうか
でも前元貴に聞いたら「いるわけないでしょ」って言われた気がする
じゃあ元貴の好きな人は誰?
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涼ちゃんは一瞬目を見開いた
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涼ちゃんは意地悪な笑顔を向けた
そして楽しそうに笑う
それに釣られて俺も笑った
こんにちは✨
500いいねありがとうございます😭 感想もすごく嬉しいです✨
この作品もいいねと感想よろしくお願いします🥺
それではまた!
コメント
2件
うううう、、、、 💛ちゃん、、、、、、 こんなのどんな気持ちで見たらいいんだ、、、、 不安で縋りたくなる💙さんも辛いし それに対応する💛ちゃんもだいぶ辛いよね、、 うわぁ…救われない、、、、
コレ見ながら涼ちゃんのこと考えてると胸が痛くなる…