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今日は何があっても 早く帰らないと行けない日だ。
lrn
任務は任せたし、 後は帰る時間までやる事を 終わらせるだけ。
lrn
そう、パソコンに向かい、 報告書をまとめる。
カタカタカタカタカタ
ふと時計を見ると、時間が迫っていた。
lrn
あまり得意ではない作業に疲れが出る。
急いで片付けをし、外に出る。
いつもとは少し早い電車に乗り、 「この時間、結構人がいるな、」 とか思いながら、 着くのを楽しみにする。
そう。 その時だった。
「 えー、ただいま人身事故が 発生いたしました。 お急ぎのお客様には ご迷惑をお掛けしますこと、 運行再開は30分後を 予定しております。 発車までしばらくお待ち下さい。 」
そんなアナウンスが流れ、 電車が止まる。
周りはガヤガヤとし、 一時騒然とする。
lrn
時計を見る。
ここで再開まで30分。 そこから動き出して駅に着くまで5分。 竜冥寵 まで電車を降りて10分。 再開が遅れる可能性もある。
到底間に合わない。
lrn
だが、この場ですぐに 降りて行くわけにもいかず、 30分が過ぎた。
そして予定通りに運行再開したが、 誕生日会はとっくに終わったであろう 時間だった。
lrn
電車を降りてすぐさま走った。
lrn
もう遅い、なんて考えたくなかった。
lrn
あの店の看板が見えてきた。
いつもはゴテゴテしていて、 目に入れたくもなかったが 今となっては懐かしみがある。
ゆり
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声がした。
店の脇に人影が見える。
紅鷹
どうしても会いたかった人の 姿も見える。
別に最初は 目に留まるだけの人だったのに。
長い、あの黒髪と瞳が 綺麗なだけだったのに。
ほんとたまたま 顔を合わせることがあっただけなのに。
誕生日を知って、 せっかくだからってプレゼント買って、 渡してもらおうと思ったけど
自分から渡したくなっちゃって。
渡した時の彼女の顔が見たくって。
けど、ちょっと無愛想なとこがあって。 そこが可愛くって。 そんな彼女が好きだと思った。
…
√深裏
√深裏
√深裏