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息を切らして走っていった先には 彼女がいた。
lrn
紅鷹
仕事終わりなのか、着物ではなく、 ゆるい部屋着姿だった。
lrn
ゆり と手を繋いで歩いてくる。
ゆり
ゆり が駆け寄って小声で言った。
lrn
俺はそっとバックから箱を取り出す。
lrn
lrn
そう言い、その箱を渡す
彼女は不思議そうに箱を受け取った。
手に収まるぐらいの、 木で作られた長方形の箱。 赤色のミサンガで結ばれており、 外からでは何かわからない。
紅鷹
lrn
赤色のミサンガを解き、 カパッと音がして箱が開く。
紅鷹
銀色の棒に紅色の玉簪。 銀色の部分は鎖になっている。
ーー数日前ーー
lrn
受付の横に 「和風 グッズコーナー」 『今流行りの簪!入荷中!』 と書かれ、様々な物が置いてある。
端の方にある、箱の中に飾られた 赤い玉簪。
会うときはいつも着物だし、 こういうの似合いそうだなー。 とか思い 「せっかくだし」 と、それを買った。
lrn
店員
lrn
店員
そう、ラッピングされる箱を見る。
なんだか恥ずかしくって、 照れくさかった。 …
√深裏
√深裏
√深裏
√深裏
√深裏