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コメント
1件
いやー、今回は音鳴さんの過去がどっと出てきて胸に来ましたね。初対面であの口輪と仏頂面、そりゃ印象最悪ですよ(笑)。でも「仲良くなるのが怖い」って本音が見えた瞬間、一気に好きになりました。最後の「変なやっちゃな」の笑顔、報われた感じがしてじーんと来ました。ハイエナ呼ばわりされた時の照れ笑いも可愛かった。平和だなあ。
🎶さんの咬合力が強かったらいいなって話。 📡視点 出演 📡、🎶、🕶、🧚♂️、肌装甲🤖、👑、🐙 ※過去捏造注意 ※流血表現あり
豪邸のリビングにて。
ケインと次の島取りについて話していると。
元気いっぱいな子供たちが帰ってきた。
トピオ
ジョシュア
ケイン
レダー
2人ともいつも通りを装ってはいるけれど、明らかに口元がニヤついている。
これは何か企んでいるな。
ケインも察したのだろう。
イタズラしたくてソワソワしている2人に首を傾げた。
ケイン
ジョシュア
ケイン
トピオ
話を振られ待ってましたとばかりに鞄から取り出したものは、何の変哲もない煎餅。
でも絶対に何か仕掛けがあるはず。
激辛か、この見た目で滅茶苦茶甘いか。
ジョシュア
ケイン
トピオ
レダー
ケイン
レダー
このロボットめ。
仕方がない、少しだけ齧ってリアクション取ってさっさと終わらせよう。
ケイン
レダー
覚悟を決め齧る。
つもりだったのだが。
レダー
ケイン
煎餅は硬すぎて1ミリも食べることが出来なかった。
トピオ
ジョシュア
レダー
ケイン
色々と突っ込みたい所はあるけれど、取り敢えずドッキリは成功したみたいでなによりである。
さてこの煎餅はどうしようか、と考えていると、玄関の扉が開く音がした。
この軽快な足音は。
音鳴
相変わらずふざけたマスクにサングラスをかけた音鳴が顔を出すと、クソガキ共が新たなターゲットを見つけ目を光らせる。
トピオ
ジョシュア
音鳴
トピオ
音鳴
的確な突っ込みを入れつつ早速袋を開けた。
俺もそうだけど貰ったものをすぐ口につける癖はあまりよろしくない。
それでケインから貰った花も胃に収めたんだっけ。
まぁ今はそんな事どうでもいい。
皆が見守る中音鳴が口に煎餅を運ぶ。
そして。
バキゴリッ
ジョシュア
トピオ
とても煎餅を食べているとは思えない音を立てて平然と噛み砕いてみせた。
これには流石のロボットも目を丸くする。
音鳴
ケイン
音鳴
トピオ
音鳴
ジョシュア
音鳴
そりゃそうなるよ。
こいつの異常に強い咬合力を目の当たりにしたら誰だって。
しかしこの反応、懐かしいな。
俺も最初は戸惑ったものだ。
音鳴と初めて出会ったのは俺がまだ警察官となって一週間も経たない頃。
同日に試験を受け合格した蓮と廊下で談笑していると、上司であり友人でもある夕コが1人の男を連れて会議室へ入っていくのが見えた。
手錠と犬用の口輪を着けた男。
牢王
レダー
牢王
この時の俺達は暢気に笑っていたが。
翌日。
夕コ
レダー
牢王
音鳴
夕コに呼び出されたかと思えば口輪を着けた男も立っていて、突然仲間になったと告げられた。
音鳴と紹介された彼は仏頂面で黙りである。
夕コ
牢王
レダー
音鳴
夕コ
音鳴
正直言って第一印象は最悪だった。
あの蓮ですら笑顔が引きずるレベルで愛想が悪い。
夕コ
牢王
夕コ
レダー
夕コ
牢王
相変わらず強引な夕コは音鳴を置いて部屋を出て行ってしまった。
暫く沈黙が流れ、蓮の背中を強く叩き前に出させる。
牢王
レダー
牢王
ダメだ当てにならない。
しょうがないな。
レダー
音鳴
レダー
音鳴
レダー
音鳴
無口だが話せないというわけでも無さそう。
それにしても夕コは一体何を考えているのやら。
警察官になることを強制されているのだとしたらこの態度にも納得がいく。
レダー
音鳴
レダー
音鳴
レダー
牢王
今まで大人しくしていた蓮が急に大声を上げたものだから、音鳴が警戒して蓮を睨みつける。
牢王
レダー
音鳴
レダー
音鳴
声を荒らげた音鳴は何かに耐えるような顔をしていて。
これは何か事情があるに違いないと容易に察することができた。
牢王
音鳴
レダー
音鳴
レダー
音鳴
でも、大分話してくれた。
これ以上はもっと信頼を得るまで踏み込むべきではないだろう。
牢王
音鳴
レダー
初めはそれでいいだろう。
ゆっくり互いを知って仲良くなっていけばいい。
それから何度か共に仕事をした。
意外にも撃ち合いが強く、俺が取った情報を活かし、上手く立ち回って蓮をカバーする。
スキル面だけで見れば心強い味方だ。
だがしかし、やはりコミュニケーションを取ろうとしない。
返事はするがそれだけだ。
今だってランチに誘ったが一人で何処かへ行ってしまった。
牢王
レダー
牢王
夕コ
牢王
レダー
廊下で蓮と話していると突然後ろから肩を叩かれ、振り返ると何かを含んだ笑みを浮かべた夕コが立っていた。
夕コ
牢王
レダー
夕コ
レダー
牢王
夕コ
レダー
夕コ
レダー
夕コ
牢王
今度は3人並んで互いの苦労を慰め合う。
夕コに関しては自業自得ではあるけれど。
なんて話していたら、事件発生の通知が鳴った。
場所は港だ。
レダー
牢王
夕コ
レダー
夕コ
夕コと別れ現場へ急ぐ。
音鳴は先に向かったらしい。
港では既に何人かの警察官が倒されていた。
犯人は最近名を上げている犯罪者集団BB。
任務遂行の為に手段を選ばない危険な奴らだ。
いつも通りサーマルで情報を落とす。
金持ちと思われる犯人がコンテナに隠れ様子を窺っていた。
もう盗みは終わっているのか。
周囲の敵の数も地上班に伝え後は空中戦に集中する。
犯人確保の報告に味方のダウン通知。
どちらも譲らない攻防戦の中で一際目立つ蓮の声が耳に入ってきた。
牢王
地上に目を向けた瞬間、機体が大きく傾く。
敵ヘリにアタックされた。
ダメだ、煙を吹いている。
レダー
牢王
レダー
確かに海を走るボートが見える。
だがもう限界だ、落ちる。
蓮の車に乗り換えGPSを追い奴らの拠点に辿り着いた。
アサルトライフルを構え慎重に中へ突入する。
しかしそこには信じられない光景が広がっていた。
牢王
床に転がるBBの構成員達。
その殆どが何かに噛み付かれたような傷を持っていた。
そして血溜まりの中に見覚えのある物を見つける。
レダー
牢王
慌てて音鳴の姿を探すが見当たらない。
レダー
牢王
ふと蓮が赤い道を発見した。
それを辿り奥の部屋を覗く。
そこには。
BB
音鳴
手錠をされたままアタッシュケースに噛み付く音鳴と、それを引き剥がそうと蹴り付けている男がいた。
よく見ると男の片腕は赤く染まり、骨が折れているのか力なく垂れている。
何度も何度も蹴られている音鳴はそれでもアタッシュケースを離そうとはしない。
この異常な状況に、それでも体は素直に動いた。
レダー
BB
牢王
音鳴
犯人をダウンさせ音鳴に駆け寄る。
音鳴の口は赤い液体で濡れていた。
牢王
レダー
蓮がアタッシュケースを掴むと音鳴は大人しく口を離した。
ケースにはくっきりと歯型が残っている。
牢王
レダー
音鳴
レダー
音鳴はバツの悪そうな顔をしてそっぽを向いた。
音鳴
レダー
音鳴
牢王
音鳴
無口な奴だと思っていたけれど、違った。
仲良くなることが怖かったんだ。
1人取り残されて悲しくなるくらいなら最初から1人でいようと。
レダー
音鳴
牢王
レダー
音鳴
牢王
音鳴
レダー
牢王
音鳴
音鳴は驚いた顔をした後手の甲で口元を抑え照れたように笑った。
音鳴
牢王
レダー
音鳴
レダー
牢王
3人揃って笑う。
夕コが彼を引き入れた理由がわかった気がした。
レダー
音鳴
口輪を渡すと早速口に装着する。
牢王
音鳴
レダー
音鳴
指で口輪を撫でボソリと呟く。
その声には希望があった。
あの無愛想で無口な音鳴がこんなにも愉快な奴だったなんて思わなかった。
口輪もいつの間にかマスクに変わっていたし。
後輩達とじゃれ合う彼は本当に楽しそう。
レダー
トピオ
ジョシュア
レダー
ケイン
子供達は目を輝かせ、ロボットは自衛のために身構える。
音鳴
ケイン
トピオ
ジョシュア
音鳴
人と関わることを諦めていた彼が、今は中心に立って皆を明るく照らしている。
友として、仲間として、こんなに嬉しいことはない。
音鳴
レダー
音鳴
レダー
音鳴
音鳴が歯を見せて笑った。
END
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