童磨
童磨
胡蝶しのぶ
蹲っている小さな少女は、声がした方に視線を向けた
童磨
童磨
胡蝶しのぶ
童磨
童磨
童磨
童磨
胡蝶しのぶ
童磨
童磨
胡蝶しのぶ
童磨
童磨は少女に近寄り、抱き上げる
童磨
胡蝶しのぶ
少女の顔や腕、足には無数の傷跡があった
まともに手当もされなかったのか、血が滲んでおり、所々膿んでしまっている
童磨
童磨
童磨は少女を腕に抱いたままポケットから携帯を取り出しどこかに電話を掛けた
童磨
童磨
童磨
簡潔に要件を伝え終えると、電話を切り少女と視線を交わす
童磨
童磨
童磨
童磨
童磨
胡蝶しのぶ
少女は言葉が分からず、始終首を傾げている
童磨
童磨
童磨は小さな少女を抱きしめ、にやりと笑った
胡蝶しのぶ
童磨
胡蝶しのぶ
童磨
あれから数年が経ち、しのぶは小学生1年生ぐらいにまで成長した
と言っても、学校に通わせておらず、童磨が0から全て教えた
童磨
胡蝶しのぶ
素直に自分の席に座るしのぶ
その隣に童磨が座る
胡蝶しのぶ
童磨
箸を手に取り、おかずに伸ばす
童磨
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
童磨
ろくに育てられず捨て子だったしのぶは当たり前の事すら何も分からず出来ない
胡蝶しのぶ
童磨
日常の中から、復習や勉強として問題を出すことでしのぶに当たり前を覚えさせる
胡蝶しのぶ
童磨
正解したら、褒めてあげる。間違えたら、優しく教えてあげる
胡蝶しのぶ
童磨
童磨
そうやって、苦しかった過去を忘れさせてやる
そしていつか
童磨
自分に依存させるのだ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
童磨
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
しのぶは14歳になり、初めて会った頃と変わり沢山喋るようになった
童磨の教えのお陰か、中学2年生という歳でもしのぶが今やっているのは高校3年生レベルの問題だった
童磨
胡蝶しのぶ
二パッと笑顔を見せられ、童磨は顔を赤くする
童磨
童磨はしのぶの腰を引き寄せる
それに何の疑問も持たず、しのぶは問題集を進めている
童磨
胡蝶しのぶ
ちゅっと頬にキスを落として、童磨は仕事に戻った
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
童磨
童磨
朝の弱いしのぶは大分日が昇った時間に起床する
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
今にも寝そうなしのぶに童磨はニコニコと頬を緩ませた
童磨
胡蝶しのぶ
ノソノソと上体を起こしたしのぶは 目を擦る。まだ眠そうだ
童磨
胡蝶しのぶ
おはようのちゅうは童磨がしのぶに教えたことだ。 起きたよ、という合図らしい
童磨
しのぶを抱っこし、寝室を出た
時刻は14時。 この時間はしのぶはテレビを見ている
童磨
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
童磨
童磨
胡蝶しのぶ
童磨
しのぶを拾ってから早数十年。彼女が捨て子だからか、誘拐がニュースになることはなかった
胡蝶しのぶ
童磨
胡蝶しのぶ
童磨
胡蝶しのぶ
童磨
胡蝶しのぶ
数秒も経たないうちにしのぶは眠りについてしまった
童磨
童磨
童磨
ソファーで寝てしまったしのぶの頭を優しく撫でる
童磨
童磨
頭を撫でていた手は、だんだん下へとおりていく
童磨
童磨
童磨
前世と同じ、身長も体重も平均より下
しかし平均の子よりも胸もおしりも些か大きい
童磨
その身体をいつか抱けると思うと、童磨はゴクリと唾を飲み込んだ
コメント
3件
童磨…そのまま頑張ってくれ…( ´ཫ` ) 続きみたいなのあったら欲しいです!