これは、私の心の中の話。
私は中学一年生。
中学生になって、もう4ヶ月が経つ。
黒永御月
はぁ…もう4ヶ月経ったんだ…。
私は4ヶ月経っても、クラスに馴染めていない。
桜
おはよ!
黒永御月
あ、桜。おはよう。
桜
そうだ、〇〇チャンネルって知ってる?
黒永御月
知らない。どんなチャンネル?
桜
あのね――
桜はとても面白くて、漫画とボカロが大好き。
毎朝楽しそうに話をしてくれる。
宇梨(うり)
ちょ、まじで!?え、ヤバいほど嬉しいんだけど!
教室に声が響く。
宇梨(うり)
絶対買いに行こ!
宇梨さんはあるアニメにハマっていて、いわゆるオタクだ。
黒永御月
(オタクってことを隠さずに言えるって、すごいな。)
―― キーン コーン カーン コーン ――
桜
あ、じゃあまた後で!
黒永御月
うん。
黒永御月
(やっぱり、朝読の時間は最高。)
私は今、宇宙の謎にハマっている。
朝読の時間は自分の世界に閉じこもれるから、 中学校生活の中で、一番好きと言ってもいい。
担任(国語担当)
はい、朝読終わってください。
作者(朝読開始から15分経っています。)
黒永御月
(もう終わりか…5分ぐらいに感じる…)
6時間目(だいぶとばしています)
黒永御月
(やっと終わる…でも、6時間目が理科でよかった。)
理科担当の先生
はい、では授業を始めます。号令の人――
私は理科が大好きだ。
宇宙の謎にハマっているというのもあるが、最大の理由はこれかもしれない。
私は、理科担当の先生が好き。
なんだと思う。