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作者

皆様。こんにちは

作者

これから始まる物語は...まだ謎の多いキャラ。

作者

伏黒甚爾の妻。ママ黒が

作者

スーパーに出かけた後に交通事故に巻き込まれそれを知らされた

作者

伏黒甚爾の反応などをこの物語に記載していきます

作者

決して楽しいや嬉しい物語ではありません。

作者

かなり短いです。

作者

原作とは少し異なります。小説風にしてみました。

作者

それではどうぞ。

自宅の夕方

夕飯時になっても、ママ黒が帰ってこない

甚爾はいつものように無言でタバコを吸っていたが、 灰皿の上には2本目、3本目、と増えていく

伏黒甚爾

「......遅せぇな」

その瞬間...インターホンが鳴る

戸を開けると、警察の制服。顔を見た瞬間、嫌な予感が喉元に張り付く。

警察

「……伏黒甚爾さんですか。奥様のことで、お話があります」

--- 数分後、沈黙。

警官が言葉を選びながら告げたその内容に、甚爾は 一言も返さなかった。

警察

「……信号無視のトラックが突っ込んで……即死でした」

書類、身元確認、病院の場所。

警官が何を話しても、彼はまるで聞いていないように、目を伏せたまま。 声も出さず、顔色も変えず、ただ座っていた。

--- 警官が帰ったあと――

玄関のドアが閉まる音。

静かに、ゆっくりと頭を壁に打ちつけた。

伏黒甚爾

「……クソが……ッ」

言葉はそれだけ。 涙は出ない。叫びもしない。

だが拳は、目の前のテーブルを粉砕するほどの力で叩きつけられた。 その音は、静かな家の中で、雷のように響いた。

--- 夜。彼は一人、台所に立つ。

冷蔵庫には、彼女が「今日はハンバーグにしようかな」と言っていた材料が入っていた。

伏黒甚爾

「……何がハンバーグだよ。二度と食えねぇじゃねぇか、クソ女……」

甚爾はその場にしゃがみこんだ

甚爾は無言のまま、台所の椅子に座っていた。 酒の瓶が机に転がっているが、口はつけられていない。

と、トタトタと小さな足音。

幼い伏黒恵

「とーちゃん……ママ、まだ?」

幼い伏黒恵

「おでかけ長いよ……」

幼い恵(4〜5歳くらい)は、まだ「ママが戻ってこない理由」をきちんと理解していない。

その言葉に、甚爾は目を伏せたまま返す。

伏黒甚爾

「……あいつは、帰ってこねぇ。もう、会えねぇんだよ」

幼い伏黒恵

「え……なんで……?」

恵の目が不安げに揺れる。

甚爾は立ち上がり、ぽん、と恵の頭に手を置いた。

伏黒甚爾

「……おまえには、関係ねぇ話だ」

幼い伏黒恵

「ママ、いないの……?」

その瞬間、甚爾の顔が少しだけ歪む。

伏黒甚爾

「ああ……いねぇよ」

伏黒甚爾

「この世に“優しいもん”なんて、最初から長くは続かねぇんだ」

ほんの一瞬、甚爾の手が震える。

それでもそのまま、恵を無言で抱き寄せた。

伏黒甚爾

(コイツを残したのは、アイツの嫌がらせか、遺言か……)

伏黒甚爾

(どっちでもいい)

伏黒甚爾

(ただ一つ、はっきりしてるのは――)

“もう一度家族を持つなんて、二度と御免だ”

伏黒甚爾

(やっぱ俺にゃ、最初から“幸せ”なんざ向いてなかったんだよ)

この日を境に、伏黒甚爾は恵を施設に預け、自ら姿を消していく。

それが、彼の選んだ「自分と関わるな」という唯一の優しさだったのかもしれません。

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