それぞれの幸せ
無惨を倒したその後、俺と善逸、伊之助、禰豆子の四人は"竈門家"で暮らしています
たまに、一緒に鬼と戦った義勇さんや不死川さんに手紙を贈ることもあるけど、 不死川さんからは一向に手紙が 来ないんだよなぁ…
伊之助は今日も朝早くから炭を売りに行った。本当にいつもありがたい。今日は伊之助の好きな天ぷらにしてあげよう!!
善逸はまだ禰豆子と寝ている。 そろそろ起こさないとなぁ…
そんな何気ない幸せな日々も いつか終りが来る…
善逸
善逸の声で俺は起きた あれから9年の時が経ち俺はもう24歳だ カナヲと結婚し、子供ももうすぐ生まれる …そろそろ痣の代償が来る時期だ
炭治郎
善逸
伊之助
炭治郎
炭治郎
善逸
炭治郎
善逸
炭治郎
伊之助
伊之助
炭治郎
炭治郎
炭治郎
善逸
禰豆子
伊之助
善逸
善逸
炭治郎
ドタドタドタ
善逸は代償の事、心配してたけど実際 大きな負担もかけてないし、 体も鈍ってないからまだ大丈夫
そう思って、歩こうとしたその時… 急に目の前が真っ暗になった
炭治郎
バタッ
俺の体は倒れてしまった。しかも動けない 何でだ?起きた時は何も感じなかったのに
禰豆子
禰豆子
禰豆子の匂いが近付いてくる 数秒間、時が止まったかのように 静かになった
禰豆子
禰豆子
伊之助
善逸
ドタドタドタ
善逸
伊之助
善逸
伊之助
禰豆子
善逸…伊之助…禰豆子 俺もまだ皆と生きたい…。 でも声はでないし、目も見えない きっと次は耳も聞こえなくなるんだろう…
禰豆子
善逸
伊之助
皆の声が聞こえない
善逸
禰豆子
伊之助
そろそろ死ぬんだな… 痣の代表だって分かってても "まだ生きたい" "また皆と笑い合いたい"
そう思った瞬間…意識が遠くなっていった
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