テラーノベル
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大森元貴side.
O/M
W/H
僕が口を開いたのと同時に若井は後ろを振り向いた
それと同時に僕の右頬に鋭い痛みが走る
口の中には血の味が広がった
自分で閉じたドアに背中を打ち、手足に痺れが走る
W/H
O/M
W/H
O/M
W/H
O/M
若井の足が僕の顔の横を掠める
ドアに足が当たりドンっという鈍い音が響く
W/H
僕は、悪くないのに、
若井のは、勝手に始めた涼ちゃんだよ、
なんで僕が、
若井に怒られてるの、
怖いよ
目が、言葉が、雰囲気が、目線が
間違いなく怒っている
僕は、…違うのに
頬は勝手に湿り始めて
わかってくれない、若井がただ怖い
W/H
O/M
W/H
O/M
W/H
若井は吐き捨てるように僕に言葉を投げつける
口の中はまだ血の味でいっぱいで
手足の痺れも止まらない
若井に殴られたところだけがじんじんと熱を帯びている
W/H
O/M
W/H
O/M
W/H
O/M
涼ちゃんは若井の友達でもある
若井は涼ちゃんを信頼している
だからこそ、
涼ちゃんと無理矢理だったとはいえ浮気しましたなんて、
口が裂けても言えなかった
それに、僕はやりたくてヤったんじゃない
若井としかヤりたくないし、若井としかヤらないつもりだったの
W/H
O/M
W/H
そう言いながら若井はポケットを弄り携帯を取り出す
プルルル…と電話をかける音がする
涼ちゃん、なんて言うんだろう
あんなにお酒が回ってたなら、記憶、なくなってるんじゃないか
そんな淡い期待
淡い、妄想
W/H
スピーカーにされているのか涼ちゃんの声がよく響いた
若井の言葉は苛立ちが隠せていない
涼ちゃんは少し間を空けてから言葉を発した
F/R
携帯越しから聞こえる涼ちゃんの声
いつもの涼ちゃんだった
もうあれほどお酒は回っていないのかもしれない
すこし呂律は回っていないけれど、あれほどじゃない
F/R
W/H
F/R
W/H
F/R
涼ちゃんの言葉に頭が真っ白になる
違う、涼ちゃんが押し倒した
なんで、嘘つくの
…なんで、そんな嘘。
O/M
W/H
そう言いながら若井は空いている手で僕の口を塞ぐ
泣いているせいで鼻が詰まって、でも口で息も出来ない
苦しい
必死に若井から逃げようとしても、若井の力は強くて
逃げられない
F/R
W/H
そう言って若井は電話を切った
僕の方を見てニヤりと笑う
口元だけ、笑っている
目の奥は、笑っていない
若井が、怖い
逃げたい
逃げないと…
W/H
若井が口に当てていた手をどかす
逃げようと身体をよじる
けれど、すぐに若井に捕まった
髪の毛を掴まれ、上に引っ張られる
ぶちぶちっと髪が切れる音
痛い
またもや視界が霞む
そんな僕を見下ろしながら若井は言葉を吐き捨てる
W/H
O/M
W/H
O/M
W/H
若井はそう言いながらまた口元だけ歪に歪ませた
こんにちは
駄作〜ですね、匂いがぷんぷんしてますね 面白いですか…? 面白いならいいんですけど、
前作♡1000ありがとうございます 感想も沢山きてました、✨嬉しい
この作品も♡&💬よろしくお願いします 💬めっちゃ嬉しいです
それではまた
コメント
21件
やばいやばいやばい‼️最高すぎて鼻血が止まらん‼️ 私のありとあらゆる癖が詰められてる作品だよ…😭😭暴力的なクズ井さん!好きだ!!でも大森さん可哀想だよ!!!でもそれがまた唆られるんだよね、もっとやっちゃってください。(おい) 涼さーん!?嘘ついちゃってますけどどうなさいました!?!?本当にお酒が回っているのか怪しく感じてきたぞ☹️そんなクズ澤さんもいいね… もっと評価されるべきお話だよこれ!
若井さんは元貴が好き故の行動だよね、分かってる…涼ちゃんは…うん
この作品マジで大好きです😭おい。ガッツリ花粉キーボード。説明しろ?岩井はまず話そうか。涼ちゃんの発言録音してありますけど?なんなら防犯カメラあるぞ?大森さん。逃げなさい。