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ら運営と初めての恋

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ら運営と初めての恋

10 - ら運営との初めての恋

♥

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2021年08月07日

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アサダヨッッッッ

咲優

ん…、

朝の眩しい陽の光で目が覚めた。 壁についている時計に目をやると 午前の7:00。 こんな早く目覚めた日は久しぶりだった。

咲優

(そういえば、きょーさん…)

咲優

…え、

キョーさんを探しに床を見ると そこには気持ちよさそうに大きないびきを書きながら寝ているきょーさんの 姿が。

布団で寝ればよかったのに、 悪いことさせたかな、っと後悔していると、昨夜の事が頭にフラッシュバックした。

「かわええやっちゃな。」

咲優

ボッ

記憶が曖昧ながらもその言葉を 思い出してしまい、 恥ずかしくなり少し照れてしまう。 そんなことを言われたのは両親以来だ…あいつはあんなこと言ってくれなかった。

また思い出してしまった。 もう思い出さないようにしなければ、 そうだ、せっかくこんな早くに起きたのなら朝ごはんを作ってしまおう。 せっかくのお出かけだもん。

咲優

っ、よし

咲優はキッチンへ着くと、 腕につけていた髪ゴムで髪を束ね 冷蔵庫を開けた。

咲優

卵と、昨日の味噌汁と…

咲優

ほうれん草、か

咲優

んー…

咲優

鮭…買いに行こうかな。

今の時代はコンビニに鮭が売っている いい時代になったもんだ()

そう言って私は書き手紙を起き、 買い出しへ向かった。

咲優

(1人で外…気をつけなきゃ。)

そういえば、らっだぁさんとぶつかったのもここの道だったな。

そう思い出に浸っていると、 どうやら見慣れた人影を見つけた。

咲優

たく、くん…

私の唯一癒しだった男の子。 あいつから逃げていた時よく話していた。 私の大好きな男の子だった。

咲優

っ、

声をかけたかった。でも 今の私には到底無理だ。 今声を掛けてしまえば、 きっと…きっと…

「たくくんは許さない」

咲優

っ、!

私はその場から走った。

???

あ…れ、

???

___みちゃん、?

ありがとうございました〜

咲優

っよし、買えた!

咲優

一応足りない調味料も買って、
鮭も人数分買った…、よし

私は「居場所」へと 走って帰った。

起きていた人は誰もおらず、 そのままキッチンへ向かう。

咲優

味付けしっかりしよう…!

卵焼きなら母に作り方を教わったし、 ほうれん草のおひたしも テレビで見た。 鮭は…いけると思う。

咲優

よし、

卵焼きには、母がいつもいれていたものを入れた。その卵焼きを作るだけで 母や、父との思い出が蘇ってくる。

あいつに心をずたぼろにされても、 思い出だけは消えなかった。 その思い出が私の唯一の 生きる糧だったから。

卵焼き用のフライパンが家にあったことを幸に、 私は着々と人数分を作り終わっていた

ほうれん草のおひたしに関しては あいつが見ていたテレビで何度も 見ていた。 ここであいつを思い出すのは癪だった が、そんなことは忘れ、今のことに夢中になりたかった。

咲優

いいっ、感じ、!

両方とも味見をしてみると、 我ながらとてもいい出来で、 初めて料理が楽しいと思えた。

咲優

あとはお味噌汁を温めて…、
鮭、か

棚から塩とコショウを取りだし、 鮭にふりかけていった。 テレビで見ていた鮭は、 アルミホイルの上に乗せてグリルで焼いていた。 それを真似してみると、凄くいい匂いがキッチン内に漂い、 これはいい物ができるのでは、と 内心でワクワクしていた。

鮭が焼け、味噌汁も温められた。 あとは盛り付け並べるだけ。

咲優

っ、あ。

料理に夢中になり気づいていなかったが、時刻を見ると8:21分。 そろそろ皆も起きるのでは、 そう思っていた時

らっだぁ

ぃぃ匂ぃ…

寝起きだからか小さな声でそう呟く らっだぁさんはキッチンへ向かってきた。

咲優

おはようございます。

咲優

これ、朝ごはん作っておきました。

らっだぁ

ん"?!

らっだぁ

すご!これ全部咲優が
作ったの?(やべえやべえやべえ)

咲優

はい!

らっだぁ

すごいじゃーん^ら^

レウ

んー…、おはょ

らっだぁ

レウおはよ〜

レウ

…、これ咲優が作ったの?

咲優

はい。

レウ

お、美味しそ〜

レウ

俺他のみんな起こしてくるよ。

らっだぁ

いってら〜

咲優

ありがとうございます。

盛り付けなければ…そう思い 棚からお皿を取り出していくと、 手元からお皿がつるんと 逃げていってしまい、 お皿はそのまま頭上へかけ巡ろうとしていた。

怖くなり目をギュッとつむると パシッ、 その音と共に目の前が暗くなった。

らっだぁ

だい、じょぶ?

目の前にはらっだぁさんが私の真横に 手を置き、お皿を見事にキャッチしている。 いわゆる壁ドン状態だ。

あまりにも顔が近くにあり、 私は少し恥ずかしくもなったが、 らっだぁさんが離さないかぎり じっと見つめることしか出来なかった

らっだぁ

っあ、ごめん!!

らっだぁ

ごめんごめん、ほんとっ、//

咲優

あっ、いえ…/

らっだぁ

えっ、と、俺も盛り付け手伝うよ。

咲優

ありが、とうございます。

暫く沈黙が続き、 黙々と盛り付けや出来上がったものを 机へ運んでいた。

私がキッチンに戻ると らっだぁさんは私を見て、 とある質問をしてきた。

らっだぁ

咲優〜、俺達にはタメ口で
いいんだよ?

咲優

いやっ、でもそれは
失礼にあたります…

らっだぁ

じゃあ俺だけでもタメにしてよ

咲優

でも、

らっだぁ

いーからいーから

らっだぁ

はい!リピート、
「らっだぁ」

咲優

らっだぁ、…サン

らっだぁ

もー^ら^
ゆっくりでいいから
タメ口ね?

咲優

はい、

レウ

何イチャイチャしてんの

2人

イチャイチャなんか
してない/してません!

レウ

息ぴったりじゃん

レウ

ほーら、多分みんなもう
机に座ってるから、
さっさと終わらせてご飯食べよ。

らっだぁ

ん、

咲優

はい。

咲優

すみません、お待たせしました

きょーさん

う、美味そうやなぁ…

みどりくん

オ腹イッパイカナ

らっだぁ

みどりー?

みどりくん

…ン

コンタミ

食べよ食べよ

いただきます…

らっだぁ

ムグッ、ん?!

レウ

これ、

きょーさん

美味っ?!

咲優

ホントですか?!

みどりくん

ウソ…

らっだぁ

食べてみなよー、

みどりくん

ムグッ……オイ、シイ

咲優

よかった…

コンタミ

昨日はアレだったのに()

らっだぁ

わーわーわー!!!(デカボ

きょーさん

うるさ

なんだかんだでご飯を食べ終わり、 各自で水族館へ向かう準備をしていました。

らっだぁ

もう皆支度終わってんの?

咲優

はい、多分、

らっだぁ

咲優は大丈夫?

咲優

はい

きょーさん

俺はもう大丈夫よ

らっだぁ

他は?

きょーさん

今来てるんじゃね

レウ

俺今ヘーキー

みどりくん

僕モ

らっだぁ

コンちゃんおそーい

コンタミ

ごめんごめん、‪w

らっだぁ

よしっ、じゃあ!!

しゅっぱーつ!!!!

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