白來に自身の呪力(シュリョク)を分け
白來が眠ったことを確認する
雪女
雪女
雪
雪女
雪
雪
雪女
雪
雪
雪女
雪
雪女
雪
雪女
雪
雪
雪
雪女
雪
よかった、と力の抜けた雪女に 雪は頷く
冷たい風が通り抜けて 雪の髪を乱していった
夜
雪は1人で、 白の残る山道を上がっていた
雪
雪
悴む手に息を吹きかけ
札を出し、目を閉じて 気配を探る
雪
雪女の弟
雪女の弟
雪
雪女の弟
雪女の弟
雪
雪女の弟
雪
雪女の弟
雪女の弟
雪
雪
雪
雪女の弟
雪女の弟
雪
ふと、感じる違和感
何もおかしくない筈なのに 何かがおかしいような
そんな感覚
雪
雪女の弟
雪女の弟
雪
雪
雪
雪女の弟
袂から小刀を取り出し 致命傷にならないよう
浅くその身体を斬った
雪
雪
雪女の弟(式神)
雪女の弟(式神)
そう言って1枚の形代へと 姿が変わり
そのまま地面に落下した
雪
形代を手に取り
小さく息を吐いて
雪は更に山の奥に歩いていった
人里離れた山奥の
太い木の根元
そこに1人の少年が
青白い顔で横たわっていた
雪
雪
雪
雪
雪
雪女の弟
雪
雪女の弟
弱々しく、少年は首を振る
雪
雪
雪女の弟
小さく頷いたのを確認し 雪は札を手に取った
呪力を白來にも与えた為 本来であれば無茶できないが
緊急事態だと腹を括る
雪
自身の呪力が札に込められ それを通して少年へと伝わった
雪女の弟
雪女の弟
雪女の弟
雪女の弟
雪
雪女の弟
雪女の弟
雪女の弟
雪女の弟
雪女の弟
雪
雪
雪
雪
雪
雪女の弟
雪
雪
雪
雪女の弟
雪
雪
雪
雪女の弟
雪
雪女の弟
雪
雪
雪
雪
雪女の弟
雪
雪女の弟
雪女の弟
頷いたその不安そうな表情に 大丈夫と言おうとした時
雪
もう大分聞きなれた声がしたような 気がした
白來
雪
駆けてきたその白狐の姿を見て 雪がやれやれと首を振る
白來
雪
白來
雪女の弟
白來
雪女の弟
雪
雪女の弟
白來
雪女の弟
白來
雪女の弟
雫石
白來
雪
白來
雪
白來
雪
白來
雪
雪
白來
白來
雪
雫石
雫石
雪
雫石
雪
そういいつつも 胸にじんわり広がるのは温かさだ
ゆっくりと白來の背に乗ると ふわふわの毛並みが心地良い
白來
白來
白來
・ ・ ・
第5話【傷の根源】
続く
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