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雨乃こさめ

ねぇ、すちくん!

すち

ん〜?

雨乃こさめ

なつくんが…夏樹さんってほんと!?

すち

…流石に隠せないよねぇ〜

すち

うーん…

いるま

なつに聞け

いるま

俺等から話す事じゃない

みこと

てか、本当になっちゃんなの?(こてっ)

LAN

うん

LAN

父さんと話している時になつがお骨の近くに座ってた

LAN

多分…そのお骨に付いてきたかもな

いるま

雨乃こさめ

なつくん…何があったんだろ…

暇72

おまたせ

雨乃こさめ

あ、なつくん!(トテトテ)

みこと

なっちゃん!

LAN

なつ!

暇72

お前等…どした?w

雨乃こさめ

なつくん、暇夏樹さんの事教えて!

暇72

ぇ…?

すち

暇ちゃん

暇72

すち…?

すち

…もうバレてるよ

暇72

暇72

はぁぁぁ…

暇72

んまぁ…黙ってる訳にはいかんよな

暇72

こさめとの約束だし

雨乃こさめ

…!

暇72

わかった…話しますよー

今から約80年前

この村はそこそこ平和だった

暇72

かーちゃん、ただいま!

暇72

俺、山行ってくる!

なつ母

はい、気をつけな!

暇72

うん!

とーちゃんはお国の為に戦に行ったっきり帰ってこない

それはもちろん立派だと思った

あれが起きるまでは

暇72

〜♪

俺はこの森が好きだった

運動は苦手だけど、ここなら元気でて何でも出来る気がしたからだ

暇72

はやくとーちゃん帰ってこないかなー…

その瞬間

ウーーー

暇72

…!

サイレンの音がした

この村に何かあったという事だ

暇72

かーちゃん!

俺は一目散に家に帰った

俺はかーちゃんを守る

とーちゃんと約束したから

すち

暇72

はぁ…はぁ…はぁ…

暇72

かーちゃん!

なつ母

あ、夏樹!

なつ母

今すぐ防空頭巾をつけなさい!

暇72

え…なんで…

なつ母

いいから!

暇72

ッ…!?

普段怒鳴らないかーちゃんが声を上げるから

ただ事ではないと俺でもわかった

急いで外に出ると、沢山の人が逃げていた

なつ母

ほら、夏樹もいくよ!

暇72

う、うん!

俺等はこの森へと向かった

暇72

ねぇ、かーちゃん!

暇72

どこ行くの?

なつ母

取りあえず遠く!

なつ母

でも…何があっても…夏樹は守るから!

なつ母

お父さんとそう決めたの!

暇72

とーちゃん…

そんな会話をしながら逃げていたら

暇72

…!

暇72

かーちゃん、あれ!

なつ母

あれは…空襲!

なつ母

なつ、急いで川に行くわよ!

暇72

うん!

目の前に川が見えた

なつ母

なつは川に入りなさい!

暇72

かーちゃんも!

なつ母

いいから、早く!

その瞬間

視界が真っ白になった

正直何が起こったのかさっぱりわからなかった

でも…光と同時に肌を焼くような熱風と

鼓膜が破れるほどの爆発音

暇72

ぅ゙…

俺はそこから記憶が無かった

暇72

…ぁれ?

俺はかろうじて生きていた

その理由は明白だった

なつ母

暇72

ッ…かー…ちゃん?

俺に覆いかぶさる様に抱きついたていた

かーちゃんは、原型を留めていなく

全身焼き焦げ、服は溶け肌にくっついていた

暇72

ぅ゙…

暇72

あ゙ぁぁぁぁぁぁ!!

もちろん、俺もかーちゃんの様だった

身体が熱くて…痛くて…

でも…痛くないところはもう…

暇72

あつい…あ゙ついッッ…!

でも…川に入れば…まだ間に合うかも…!

暇72

川…?

俺の目の前には川であった場所はただの窪みになっていた

暇72

ッッ…

それに…焦げた人の山が…

暇72

ぃ゙ゃ…い゙や゙ぁぁ!!

俺は怖くて動けなかった

誰も助けてくれない…

村の人も、かーちゃんととーちゃんも…

生きている人が圧倒的少数のこの村で

暇72

ッ…(バタッ)

その時はもう生きる気力も体力もなかった

諦めていた

すち

…!

すち

ー〜ー…?

すち

ーー〜ー〜!

その時、緑髪の子供が走ってきた

鼓膜は使い物にならないから何を言っているのか分からなかった

暇72

とーちゃん…かーちゃん…

すち

〜ーーー!!

俺はここで意識が途絶えた

友達は訳あり神様だった

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コメント

5

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めっちゃ最高です!!

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