macaron
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「やばいやばいやばい!!」 遊び過ぎた…っ 事の発端は、少し前に遡る 今日は、久しぶりにsyuの家に遊びに行っていた 『日付超える前には帰って来いよー』 そう言われていたのに… 「ねぇ、後もう一戦!」 「えぇ、じゃあ後一戦だけだよ?w」 「だって、せっかくここまで来たんだから、クリアしちゃいたいじゃん…!」 新しく発売したゲームで遊ぶことになり、運良くラスボスまでいけたから、クリアしたいあまりに時間を忘れてしまっていた 「やったぁー!クリア出来たー!!」 「まさか、あそこで戦況が逆転するなんて…」 「ナイスrm!」 「そっちもな!」 俺らはハイタッチをして、嬉しさを共有した 「あ、そういえば、時間大丈夫…?」 syuが時計を見て、そう尋ねてくる 「え、今何時?」 「今、23時30分だけど…」 「あ…」 「やばっ帰んなきゃ…っ」 「ごめん、今日はありがとな!」 「あ、うん、また遊ぼうね!」 やばいっ完全に時間の存在忘れてた… 急いで駅まで走って、何とか電車に乗る そして、電車に揺られながら、fuにLINEする 『ごめん…!今から帰る!』 そして送ると、直ぐに既読が付いて 『分かった』 とだけ送られてくる これ、相当怒ってるよね… 自分の目的の駅にやっと止まって、改札を抜け、また走り出す 「はぁっはぁ…っ」 俺は謝罪の言葉を考えながら、家まで走る そして、ようやく家の前に着き、鍵でドアを開ける ガチャッと音がして、玄関のドアを開けると 「おかえり、rm」 fuが待っていた 「あ、えと、ただいま…」 「ねぇ、今何時だと思ってる?」 fuは、温度が感じられない声でそう聞いてくる 「えっと、0時45分…です」 「俺、なんて言ったっけ」 「日付超える前には帰って来い、と…」 「もう過ぎてるよね」 「えっと、その…」 「…ごめんなさい!!」 言い訳を言える余裕もなく、とりあえず謝罪をする 怖くて、頭が上げられない… なんて言われるのか不安で、目頭が熱くなる 「rm、顔を上げて」 fuにそう言われ、恐る恐る顔を上げると 「良かった…」 fuは俺に抱きついてきた 「わっ、と」 「本当に、心配したんだからな…」 fuの声が震えている 「…心配かけて、ごめん」 俺は、fuの背中に手を回し、安心させるように抱きしめ返した 「ううん、大丈夫…」 そして、抱擁を解くと… 「なんて、言うとでも思った?」 「…え」 「時間を守れない子には、“お仕置”が必要だよね」 そして、fuは俺を姫抱きにし、寝室へ向かう 「え、まって、fu…」 「心配した分、身体で返してもらうからね」 そしてこの後、めちゃくちゃ激しいお仕置をされて、俺はもう絶対に門限は過ぎないと心の中で誓ったのだった
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