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音夢

……

瑠兎愛

……?ニコ

音夢

っ!…ご、ごめん、なさい…っ!

瑠兎愛

……フフッ

音夢

……

君は、一言も話さない。

音夢

ッあ、あの…っ!

瑠兎愛

……

僕が、__を、言おうとした瞬間───

花吹雪と、共に、君は…────

どこかに、姿を、消した…────

音夢

……

音夢

(あの子、一体……っ)

音夢

(もしかして、本当に…っ?)

音夢

…見間違え、かな…

音夢

……ボフッ

音夢

(んー……なんでだろ、っ…)

彼女のことが、頭から、離れない…──

音夢

(あの子……)

音夢

(…いや、待って……気づかなかったけど…あの子…ッッ)

なんで、あの時……──

突然、消えたのか…──?

音夢

(花吹雪で、よく見えなかったとはいえ……)

音夢

(それもほんの一瞬のこと……ッ)

音夢

(じゃあ、一体…っ?)

あの子は、まさか…───

音夢

……

音夢

(今日も、来てしまった…っ)

音夢

(…いるかどうかすら、わからないのに…)

音夢

…それにしても、相変わらず満開の綺麗な桜だなぁ

その時、…───

音夢

うわぁ……ッッ!?

ものすごい勢いの、花吹雪が、舞い…──

音夢

ま、また……だ……っ!

気がつくと、目の前には…────

音夢

!!……君は、っ!

あの時に、出会った、「君」がいた…───

瑠兎愛

……ニコ

音夢

…あ、…ッえっと……っ

音夢

(…言いたいこと、あるのに…)

音夢

(彼女を目の前にすると、なんだが…ッ)

見惚れてしまう…───

瑠兎愛

……?

音夢

え、っと……あの…ッ

瑠兎愛

……

その時、風が、吹いてきた…──

音夢

(!…どうしよう…ッまた、いなくなっちゃう…ッッ)

音夢

(せっかく、また会えたのに…ッ)

音夢

(せめて、名前だけでも……ッッ!)

そう思い、僕は…────

音夢

ま、まって…ッ!

瑠兎愛

……!

君の手を、掴んだ…────

音夢

はぁ、ッ……はぁっ……

音夢

ぁ、ッ…ご、ごめんなさい…ッ!汗

瑠兎愛

…フフッ

音夢

……あの、君って…──

僕が、喋ろうとした、その瞬間───

瑠兎愛

……ギュッ

君が、手を握ると、同時に…───

花吹雪が、空を舞い…────

音夢

……えっ…?

気がついたら、僕は…───

知らない神社に、居た…─────

音夢

…ここ、どこ…っ?!

音夢

さっきまで、桜の木の下に居たのに…

トコ…トコ…

音夢

あ、ま、待って…っ!

瑠兎愛

……貴方

音夢

!……えっ…?

瑠兎愛

…貴方、お名前は…?

音夢

あ、ね…音夢です…ッ…!

瑠兎愛

…音夢さん…では、改めて…

瑠兎愛

はじめまして…ニコ

瑠兎愛

私は、「四季神様」と呼ばれ、「春」を司る者…です

音夢

……

ものすごく、驚いた…──

君が、初めて喋ったことも、──

この場と、神様の、存在も、────

瑠兎愛

驚かせてしまって、すみません…

瑠兎愛

あの場では、他の人の目もあり…どうしても話せなかった…

瑠兎愛

なので、特別に…私の神社に、お連れしました

音夢

…神社……

瑠兎愛

…せっかくですので、中入りましょう

瑠兎愛

今は、他の四季神も寝ていると思うので…ニコ

音夢

…は、はい

そして、言われるがまま、彼女に連れられ──

神社の、中にへと、入った…───

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コメント

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続き楽しみです!

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