テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
195
深夜2時。
静まり返った街の中で、俺が働くコンビニだけが、妙に明るく光ってる。
セブンでもファミマでもローソンでもない... ...なんか微妙な名前の個人経営っぽいチェーン。
店の名前は「24GO!(ニジュウヨンゴー!)」
いかにも“頑張ってる感”がすごい。
俺はカウンターの中で、おでん鍋と格闘していた。
俺
数を確認しながら、なんとなく思う。
俺
横でタバコ補充してた相方のユウトが言う。
ユウト
俺
ユウト
俺
ユウト
俺
ユウト
俺
ユウト
その瞬間、ドアが「ウィーン」って鳴った。
冷たい風と一緒に、まさにその“ジジイ”が入ってきた。
頭に白いタオル、胸には“おでん愛好会”の缶バッジ。
完全に、卵のプロ。
俺とユウト、顔見合わせる。
完全に確定演出だった。
ジジイがレジ前で待ってる間、俺はつい聞いてしまった。
俺
ジジイ
ユウト
ジジイ
ユウト
俺は笑いこらえながら、ジジイの卵を袋に入れた。
その後、しばらく客も来ず、店内は静かになった。
俺たちは、意味もなくホットスナックの棚を拭きながら、くだらない話をしてた。
俺
ユウト
俺
そんなことを言い合ってると、突然「ピーーーーッ!」ってアラームが鳴った。
おでん鍋が沸騰してる。
ユウト
俺
慌てて火を弱める俺ら。
だが、卵は止まらない。
ポンッ!と破裂音を立て、白身が飛んだ。
ユウト
俺
その瞬間、再び「ウィーン」。
入ってきたのは、さっきのジジイ。
ジジイ
俺
ジジイはうなずき、静かに言った。
ジジイ
俺とユウト、同時に固まった。
夜勤、マジで油断できねぇ。
翌朝
昨夜のことを話している
店長
俺
真顔で言われて俺は思った。
この店、たぶん人間よりおでんが偉い。