おさめぷ
おさめぷ
天晶 美空
ガキン と
刀の折れるような音がして
鬼の首が切れる音とは違う
肉の潰れたような音がした
天晶 美空
首から上のない錆兎
手鬼
手鬼
そう言って義勇に手を伸ばす
冨岡 義勇
義勇は動かなかった
放心状態だった
ジャキン
手鬼
天晶 美空
冨岡 義勇
手鬼
天晶 美空
手鬼
手鬼
手鬼
天晶 美空
手鬼
ジャキン
天晶 美空
手鬼
天晶 美空
冨岡 義勇
冨岡 義勇
...大丈夫
義勇は生きてる
私は義勇を背負ってその場を離れた
錆兎がいなくなった現状を
認めたくなかったから
7日目が終わっても
義勇は目が覚めなかった
天晶 美空
藤の花の咲く場所へ
戻ってきた
そこには最初に来た時とは
殆ど変わらない人数が居た
きっと錆兎が助けたんだ
天晶 美空
私は義勇を背負いながら 話を聞いた
殆ど頭に入らなかったけど
天晶 美空
義勇を背負って狭霧山を登る
冨岡 義勇
天晶 美空
冨岡 義勇
天晶 美空
天晶 美空
天晶 美空
天晶 美空
冨岡 義勇
何日経ったのかな
私がゆっくり歩いてる間に
2回夕焼けを見た
きっと先生も心配してる
早く帰らなきゃ
あった
天晶 美空
ガラッ
鱗滝 左近次
天晶 美空
扉を開けた先生と 目が合った
天晶 美空
天晶 美空
私は義勇を背負ったまま
倒れた
天晶 美空
あれ、?
ここ、いつもの天井
天晶 美空
鱗滝 左近次
天晶 美空
鱗滝 左近次
天晶 美空
錆兎...
天晶 美空
鱗滝 左近次
天晶 美空
視界がボヤけて
雫が落ちていく
先生は何も言わずに頭を撫でてくれた
天晶 美空
天晶 美空
天晶 美空
天晶 美空
鱗滝 左近次
鱗滝 左近次
先生は涙を流しながら 私を抱きしめた
せっかく止まった雫は また溢れ出した
次回 “許せなかった”
♡×60
コメント
1件
題名の名前が東方だ!この作品好きすぎる!