ある日のホームルーム。いさの教室で、沈黙が続いた。
それは、幼なじみだった北斗が遠くに引っ越すからだった。
教師
えー、一学期で千葉のくんは海外へ転校することになりました
いさ
……え?
いさ
北斗……
北斗
(あれだけ言うなって言ったのに……)
北斗
……ごめん、言えなくて
バレーボールの練習試合
いさ
よし、ナイスだみんな
メンバーがスパイクを打ち、いさのチームは勝った
いさ
ちょうど部活が終わる時間だな
いさ
解散
北斗
……(いさ、バレーボール得意だよな)
北斗
…………
みなみ
ほっちゃん、現実を見なさい
みなみ
悲しいのは私も同じ
北斗
……うるさい
みなみ
何よその言い方!
北斗
は?お前だって本当は行きたくないくせに!
北斗
もういいわ、出てく
みなみ
勝手にして
いさの家 北斗がドアを開ける
北斗
お邪魔します……
いさ
北斗?どうしたんだ?
北斗
えっと……姉と喧嘩してこっち来た
いさ
つまり……家出?
北斗
……うん
いさ
気が済むまでここにいな、落ち着いたら帰っていいから






