テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
16件
すごい、、
誰だよアンチしてる奴…… qnちゃんだってミスくらいするよ!!!!! そこがいいんじゃんね!! とりあえず神作。ありがとうございました!!(?)
カタカタとパソコンを打つ音が, 耳に入る
作業開始から9時間
流石に目も疲れてきて痛い.
少し気分転換に、と思い, 窓を開ける
開けると太陽の光が差し込む
作業開始時は夜だったから……
今日もまたオールしてしまった……
qn .
猛烈並みの眠気が俺を襲う
qn .
これで不眠も1週間経った
今日オフィスで会議があるから, 絶対に行かないといけない.
「不眠で寝れないから寝たい」 なんて、メンバーには, 口が裂けてでも言えない.
鏡を見ると, 隈がはっきりとできていた
qn .
少し悩んだが, 適当な理由をつけて押し切ろう
そう、考えた
顔を洗い, 朝食を食べようとする……
が、あいにく俺は お腹が減っていなかった.
最近の主食も飲用ゼリー…… になってきた気がする.
直さないといけない…… それくらい分かっているのだが……
なかなかにして直せずにいた
食べないまま、俺は携帯を開く
YouTubeの自分のコメ欄を見る
そこには…アンチ、そいつらが居た.
<qn、下手じゃね?>
<なんでこいつがdzl社に居んの?>
<調子乗ってる、うざい>
<なんでここ失敗してんの? ここ、誰でも出来るのに>
積み重なるアンチ
期待やプレッシャー
《スピードスター》という名
俺が…俺をどんどんと 締め付けていっているような感覚が, 心の奥底から這い上がってくる
闇に飲まれるような鈍い感覚
悔しくて, 紅い唇を力いっぱい噛む
するとほんのりと, 血の味が口内を漂う.
[あぁ、またやってしまった] その罪悪感とともに俺は消えていく
dzl社の立ち絵を見る
それで心を落ち着かせようとする
けど、やっぱり……
どうしようもなく苦しく狂う
流したくもない悲しみが 目から零れ落ちる
悲しみを流すと共に, 狂う気持ちも流されていく、零れていく
携帯がブブッと揺れる
他メンからの通知だ
それはdzrさんからで 「みんな遅れないようにね」 という注意喚起の優しい言葉だった
qn .
身支度を整えて, 俺はもう一度ソファに腰をかける
ただ、腰をかけると, 寝てしまいそうなのですぐ立った
qn .
眠たい目を擦って, 俺は、dzl社のオフィスへと向かった