天使になりたくて

教室の端っこで、男女各1名に蹴られる

そう言われて、腹を殴られる

齋藤くんが、また僕のお腹を殴ろうと拳を振り下ろしてくる

僕はギュッと目をつぶる

だけど、痛みはいつまで経ってもない。

目を開けると、白髪の女子が、齋藤くんの拳を止めていた

齋藤くんと吉川さんは、バタバタと自分の席に戻っていく

そう言って、僕に手を差し伸べてくれる彼女は天使みたいだった。

僕がそう言うと、彼女は僕の事をジーッと見つめる

そういうと、腕まくりをさせられる

彼女はそういうと、僕の手を引き、廊下へ出る

そんなことを話していたら、いつの間にかに保健室についていた

コンコンとドアをノックして天野さんが中に入る

天野さんは僕を前に引きずり出す

腕まくりされたところをつんつんされる

そう言って保健室を出ていった天野さん

数分したら、リュックを持って戻ってきた

天野さんはニコッと笑って、

そう言って、保健室を出ていった

僕も、彼女みたいな

誰かを救えるような……

そんな天使になれたらいいな… なんて＿＿＿。