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𝐽𝑖𝑛.

僕と付き合ってよ.

.. 息が詰まるような気がした, 心臓が喉から出るんじゃないかってくらい.

すぐそこにソクジンさんの顔があって, 何も考えられなくて, 思考停止する.

5秒ほど遅れて, 短く吐き出した息は, 震えていた.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

.. っ,

𝐽𝑖𝑛.

僕と付き合ってくれたら, さっきの事は忘れてあげるし, 黙っててあげる.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

..

身動きが取れない状況に, 瞬きをする事しか出来ない ..

人生初めての突然の告白に, 理解が追い付かず, 必死で考えを巡らせる.

𝐽𝑖𝑛.

もし僕が暴露したら, テヒョン先生は確実にとばされるから,

𝐽𝑖𝑛.

一生テヒョン先生と会えなくなるかもだよ? いいのか ~ ? それでも.

𝐽𝑖𝑛.

大人しく付き合うことくらい, 簡単じゃない ? いい条件でしょ.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

.. っ.

それは嫌だ, テヒョン先生が他の学校に行っちゃったら, 下手すれば一生関わることが出来なくなってしまうかもしれないのに ..

でも, 僕はテヒョン先生の事が好きだから, テヒョン先生と付き合いたいのに, ソクジンさんと付き合う事なんて ..

提示された条件が難しすぎて, でも, 暴露されてはテヒョン先生と一緒に居ることが出来ない .. どうしよう ..

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

.. でも僕はテヒョン先生が好き,, だから ..

𝐽𝑖𝑛.

.. それでもいいけど ?

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

へ ?

𝐽𝑖𝑛.

君が僕の事を嫌いだとしても, 僕が好きにさせるしね ?

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

..

𝐽𝑖𝑛.

だから, 別にテヒョン先生を好きでいてもいいよ?

𝐽𝑖𝑛.

結局先生と生徒の関係じゃ付き合う事も無理なんだし.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

..

それなら.. それなら, いいのかもしれない.

僕がソクジンさんと付き合いながら, テヒョン先生の事を想い続けても, いいというのなら.

僕のテヒョン先生への想いは変わることなど無いのだから.

じゃなきゃ, 先生と一生会えなくなってしまうかもしれない ..

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

.. った.

𝐽𝑖𝑛.

何て ??

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

..分かった.

震える声で, そっと頷いたら, ソクジンさんは満足そうににこっと微笑んだ.

頷いてしまってから, 凄く寂しいような喪失感に駆られたのだけれど, テヒョン先生と居たいから, この条件を呑まなきゃいけないんだって.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

でも, 僕がこの条件を呑んだらさ.

𝐽𝑖𝑛.

勿論, さっきの事は絶対に口外しない.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

.. 絶対,?

𝐽𝑖𝑛.

勿論. 約束は守るからね, 僕は.

頷いてしまったけど.. どうしよう, 僕は先生の事が好きなのに.

𝐽𝑖𝑛.

じゃあ今日から僕の彼女って事で.

𝐽𝑖𝑛.

よろしくね, ぐが ~ ?

"ぐが"と呼ばれて, 少し身をくすねた.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

,, うん, でも僕はソクジンさんじゃなくて.. テヒョン先生が好き.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

それでも.. いいの?

𝐽𝑖𝑛.

勿論, 別にぐががテヒョン先生を好きだろうと, 別にいいよ.

𝐽𝑖𝑛.

だって実質, もうぐがは僕のものだし, ね?

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

..

𝐽𝑖𝑛.

後さ, ソクジンさん呼びやめな ?

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

.. へ?

𝐽𝑖𝑛.

恋人なんだから, ジナ呼びしてよ.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

っ,

𝐽𝑖𝑛.

呼んでみて? じなって.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

..うぐっ..

あまり人を親しみを込めて呼ぶ呼び方をしたことが無いので, 気が引ける, そりゃそうだ,

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

.. じ, じなっ..

𝐽𝑖𝑛.

.. うん, 可愛い.

そっと頭を撫でられた, 何故かソクジンさんに.. じゃなくってジナにときめいてる自分が居たけど, 必死で頭の中で首を振る.

僕が好きなのは, テヒョン先生だから.

顔が近づいてきて, とっさに身を強張らせる, この流れはもしかして.. 近づいてくる分厚い綺麗な唇を避けるように思い切り目をつぶった.

ファーストキスはテヒョン先生だって決めてたのにっ.. まだ唇でキスした事無いんだよっ !?

そしたら, 警戒していた以上に柔らかな感触が額を掠めて, どうやらおでこにキスされたようだ, 目を開いたらくすくすと笑ってるじながいた.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

..っ

𝐽𝑖𝑛.

可愛い, その反応.

𝐽𝑖𝑛.

もしかして唇にキスされるとでも思った?

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

..

𝐽𝑖𝑛.

大丈夫, ここは僕の事を完全に好きにならせてからしてあげるから.

ここはと言われながら, 唇をトントンと押された.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

っ, あんまからかわないでっ ..

𝐽𝑖𝑛.

そういう顔されても, 襲いたくなるだけなんだけどㅋㅋ

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

っ ..

顔が熱い気がする.. 何も言い返すことが出来ず, 肩を震わすことしか出来ない僕を見て, 面白そうにくっくっと笑うソクジンさんは, どこまでも意地悪だ.

𝐽𝑖𝑛.

そろそろ下校時刻だし, 帰るぞ ~ ? ぐ ~ がっ

強引に手を繋がれ.. ソクジン.. じゃなくってジナの手は, どこまでも暖かかった.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

ね.. 手.. 手は.. やめよ..

𝐽𝑖𝑛.

何だよ, 照れてんのか ~ ??

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

うるさいっ.. ,

𝐽𝑖𝑛.

あ ~ , 僕にそんな事言ったら, 暴露しちゃうけど ?

からかうような表情で言われたけど,, 騙されないもんねっ

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

さっき付き合ったら絶対言わないって約束したから, 言えないでしょ?

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

男の約束って, 絶対だし.

𝐽𝑖𝑛.

あ, 確かに ㅋ

ジナの体温は, 何処までも優しく僕を包み込んでくれる.

𝐽𝑖𝑛.

ね, メアド交換しよ ?

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

え,, 何で ?

𝐽𝑖𝑛.

当り前じゃん, 付き合ってるんだし.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

うぐっ ..

𝐽𝑖𝑛.

そんな嫌そうな顔すんなって ~

𝐽𝑖𝑛.

別に卒業した後にテヒョン先生にもう一度告れば ?

𝐽𝑖𝑛.

まぁ, その頃までには僕の事を好きにならせてるけどね.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

.. テヒョン先生の事は, ずっと好きだから大丈夫だもん.

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

ジナを恋愛的に好きにはならないし ~

𝐽𝑢𝑛𝑔𝑘𝑜𝑜𝑘.

卒業してからテヒョン先生と付き合うもん ~

𝐽𝑖𝑛.

どうかな ~ ㅋㅋ

初めて交換したメアドは, 僕を新鮮な気持にさせた.

好きな人はテヒョン先生だけど, 付き合ってるのはジナ .. 不思議な気持がする, でも, これでテヒョン先生は教育委員会に飛ばされなくて済むし.

夕日に照らされた帰り道, 僕は初めてできた恋人と手を繋いで帰った.

♡ → 700 ..

予想外な展開に嘘でしょ, ってなってる方もいらっしゃると思いますが.. はい.

でも, まぁこの後ああなって, こうなって, ハッピーってなる予定です. 安心してくださいっ !!

次回は, じん君と, ぐくさんのいちゃいちゃ(?)が多少は入ってくると思います.

じん君は, ぐくさんとときめかせるぞーって意気込んでいたので(?)

あ, そうだ, ジン君とグクさんは一応この物語では同い年ってことになってますので, ちんぐとしての絡みなので,

普段の長男とマンネって感じの絡みとはまた違った新鮮な絡みが見えるのではないかなぁと.

次回作もお楽しみに ~ !!

生徒指導の先生を好きになってしまいました。

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