七海
何であんな奴が・・・
七海
ありえないでしょ!
真夏
何そんなに怒ってるん?
七海
だって私は納得いかない!
真夏
あぁ王子様のこと?
七海
あんなの王子様じゃない!みんなどうかしてる!
真夏
仕方ないよ。ぱっと見格好いいし背も高くて頭いいの三拍子揃ってるんだし。女子は放っておかないでしょ?
七海
そんなの見た目だけじゃん!
真夏
あたしら世代は見た目が一番。
七海
中身とか関係ないわけ?
真夏
好きになりゃ関係ないかもね。
七海
真夏おかしいよ。
数日後
七海
あー次の授業移動教室か。真夏一緒に行こう。
真夏
ごめん。ちょっと先行ってて。
七海
遅れないでね。
七海
(げっ!あいつだ!)
優斗
・・・
七海
(こいつの目付きやっぱ無理だわ。これのどこが王子様?チンピラの間違いでは?)
優斗
何?
七海
(やべ!声かけてきた)別に。
七海
あーマジ最悪。声かけてくるとか・・・
真夏
へー見ーたぞ!王子様とお話ですか?
七海
地獄に落ちたい?
真夏
冗談だって!普通ならラッキーと思うのに七海は変わってるね。
七海
周りが変わってると思う。
真夏
でも王子様が女子と話すなんて珍しい。彼女とくらいしか話さないと思ってた。
七海
あんなのに彼女いるの?!
真夏
いるよ。いつも一緒に帰ってるし。一年年下だったけど。
七海
私にそんなの関係ないじゃん!
一ヶ月後
真夏
七海大ニュース!うちのクラスの雛が王子様に告った!
七海
はぁ?なんてこと・・・
真夏
勿論玉砕みたいだけど。
七海
まぁ彼女いればね。
放課後
七海
疲れた~
真夏
七海~あの~
七海
何?
真夏
お客さんがいるけど・・・どうするの?
七海
誰って・・・げっ!なんであいつがここに?!
真夏
七海に話があるみたいよ。
七海
やだ!行かない!聞きたくない!喋りたくない!
優斗
話あるんだけど・・・
七海
こっちはないんで!
優斗
いいから。
七海
ちょっと手引っ張るな!触んな!
真夏
頑張れ~
ここまで読んでいただきありがとうございます。続きは後編で。