青
…
どれだけ願っても
当たり前に朝日は昇って
"今日"がやってくる
青
…おはよ
桃
ころん、おはよ
桃
今日は...どうする?
青
...
青
いかない...
桃
...ん
桃
わかった
今日も
学校には行かない
桃
飯、食おうぜ
青
うん...
桃
なぁ...ころん
青
...
青
ん...?
桃
大丈夫...か?
青
...大丈夫だよニコ
今日も
大丈夫だよって作り笑顔
さとにぃにはバレてるよね
きっと
桃
...
桃
無理やり聞かないし...全部を話せとも言わない
桃
学校に行けって言うつもりはないし勉強しろとも言わない
青
...
桃
だから...
桃
話せる時でいいから話して欲しい
青
...
青
真面目ってなんだっけ
青
人の言いなりになることだっけ?
青
機械みたいに全てが決まってるこの世界で
青
僕も...歯車の1部になるんだ
桃
ころん...?
あぁ...話しちゃった
空気が、
少し重かった部屋の空気が
どんよりと曇ったのがわかった
桃
真面目とは言わないよ...
僕のバカ
暗い話がしたかった訳じゃなかった
なのに...
桃
それに...この世界は全て決まってないよ...
青
綺麗事...?
青
僕の世界は決まってるんだよ...
ああもう...
1度話しちゃうと止まらない
歯止めが効かない
まるで...機械みたいに
桃
綺麗事じゃない
桃
自分の選択で変わっていくんだ
青
ッ...
青
ごめん
青
部屋行くね
桃
...
桃
俺はころんとまた笑いたいだけなんだ
桃
一緒に、この世界で
青
...うん
桃
出来ることはなんだってするから
桃
俺は...味方だから
青
...うん
青
味方だから...か
こわかった
人を、誰かを信じることが
この人は、この人ならって
信じる度に裏切られて
青
...
青
こわい
怖いの感情が渦巻いて
自分と同じ"人"を怖がる自分を
愛することが出来なくなって
大切にしようと出来なくて
自分の殻に閉じこもった
自ら独りを選択した
青
ほんとは...
青
ほんとはね...
何度も信じようとした
どうしたのって聞かれる度に
辛かった、苦しいって
胸の内をさらけ出そうとした
でも、その度に
青
いたい...
青
こわい...
自分の弱い心が邪魔をする
また裏切られるよって
信じちゃいけないよって
もう1人の自分が囁くんだ
青
独りでいいよ
どうでもいいって自分に言い聞かせて
僕は諦めた
まぁいっかって
自ら、選択した
明日も、そのまた次の日も
独りでいることを
青
大切な人も守れない
青
臆病者...
夜が明ける前に
閉ざしてしまおう
未来の...光を殺して
頑張ったのでコメントください