あの日から俺は

２日前の出来事があってから、うっしーとは連絡が取れなくなった。送っても既読スルーされる…。

うっしーの事、素直に尊敬してた。いつも俺に優しくて、甘くて… だからこそ、守りたかった。

２日前、うっしーが言っていたあの言葉。 「俺がどんな気持ちで生きてきたのか分かっているのか？」あれを言っているとき…うっしーは凄く悲しそうで辛そうな顔をしていた。

ガラガラガラ

かくかくしかじか

〜牛沢宅・玄関〜

ピンポ〜ン

ピンポ〜ン

ガチャ

カーテンが全部閉められていて、お化け屋敷のように暗かった。カーテンの隙間から出る光が不気味さを増している

カサカサ……

カサカサカサカサ……

コンコンコン

コンコンコン

ガチャ

うっしーには悪いけど開けるか……

ガチャ

クローゼットの中には、体育座りに布で全身を隠しているうっしーがいた

俺はうっしーに顔を近づけた

抱きついたらうっしーは安心したかのように眠りについてしまった 目の下にはクマが酷く、痩せ細っていた おそらく、この２日間…寝ず食べずで過ごしてきたんだと思う

俺はうっしーを抱きかかえてベットに横たわらせた。

俺はそう願ってキッチンに向かった。