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銃がない世界… 自分の慣れ親しんだ得物のない世界… 思い返すとこれほどまでに心細いことも無い そう感じざるを得なかった… 私の様子をみたカミサマが咳払いをする
カミサマ
息を飲む… どちらも突きつけられれば 勝ち目の無い代物だからだ
保安官
大砲やガトリングより強力な攻撃手段… 果たして今の私に どこまでそれらの脅威を対処できることか…
不安は拭えないが… そんな事より…
保安官
途端自称カミサマとやらは 誠に都合悪そうな表情を浮かべ そっぽを向きやがった…
カミサマ
おっといけない… お尋ね者の取り調べじゃないんだから 穏やかに話しかけないと… ほらワタシ笑顔笑顔💢
保安官
ダメだどうしても怒りで顔がひきつる…💢💢
一方カミサマ 額から脂汗を続々と垂れ流して数秒後 なにか閃いたのか両指をハートの形に 爽やかな笑顔でこちらを勢いよく見る…
カミサマ
片手で勢いよくテーブルを突いて乗り出しィィィィ!!! もう片手 親指と人差し指ィィィィ!! 力の限り野郎の鼻に突っ込んで!!!! 憎しみ込めて つまみ上げるゥゥゥ💢💢💢💢
保安官
カミサマ
顔を振り回して逃げ惑うが 私は絶っっっ対離してやらん! 苦しそうにしながら自称神様野郎が また宣いはじめる。
カミサマ
保安官
カミサマ
この野郎半分はこっちのせいとかざけやがって…💢 上等だそこまで言うなら言い分聞いてやる… 納得出来なきゃその時こそ お前の鼻をカバにしてやろう💢💢💢
そう思い指をまた乱暴に引き抜き 座り直してからテーブルの木で 汚れた指を拭く
保安官
鼻を抑えながら呻き声の返答が帰ってきた
カミサマ
何…だと…!? 魔力が猛毒!!!???
一気に私の頭皮から大量の汗が吹き出た
保安官
カミサマ
保安官
鼻を擦りながら、カミサマが目を見開いてこっちを見てくる…
カミサマ
唐突に何言ってるんだろうこの男…
保安官
カミサマ
…
……
………
!!!!????
座っていられなくなり… 立ち上がってその場を行ったり来たり、頭を抱えて首を横に振る…
保安官
カミサマ
その後カミサマがヌルリと近づき 耳元で静かに囁かれる…
カミサマ
コイツ状況察してるかのように煽りやがる💢💢! 満面の笑み! なんて屈辱!! 私は必死に頭をぶん回す!!
カミサマ
君の名はぁぁぁぁぁ?
奇声を挙げそうになる声を必死に抑え 金のロングヘアーをぐちゃぐちゃに掻き回して狼狽える。
保安官
私の名前はなんだァァ!!!???焦
指先に力を込め 両手を広げながら 天井に向かって絶叫してしまった カミサマの奴が確信めいたように あるいは勝ち誇った様子で口角をつり上げる…
カミサマ
保安官
大混乱の中… 神にでもすがらんと… 目の前の男の体を揺する…
カミサマ
保安官
・ ・ ・
カミサマ
保安官
カミサマが目を瞑り… 眉間に皺を寄せて二、三回頷いた…
カミサマ
保安官
自分の名が分からないだけで ここまでとんでもない事になるとは… こんなにも不便なものなのかと痛感する…
💡
保安官
カミサマ
絶望したぁ!!!! 斯くも残酷な事実を断言されて絶望したぁぁあ!!!!
なんて救いのない話だァァァ… とさめざめと泣きたい気持ちを押し殺す…
…ッ… ッ…ま…まぁ… 魔法や祈祷と言った摩訶不思議な力があるわけで なら姿形を変えるものもあるかもしれないと…
保安官
カミサマ
保安官
一瞬何故か発狂がてら叩き壊したくなったが…
咳払いを1発、気を取り直す。
保安官
国王陛下からは戦力外通告されている。 この身体で実戦に出向くのは現実的じゃない… その問いに、カミサマは真剣な表情でこちらを見返す。
カミサマ
保安官
カミサマ
身体の中に石…? それは果たして大丈夫なのかと考えたが カミサマの言うことなら多分大丈夫なのだろう…
保安官
カミサマ
あれ…? 思ったよりは条件楽だぞ…? ならもう魔力空っぽになるまで 軽く教えてもらった呪文 使いまくればいいんじゃないか?
直後カミサマが怪しいものを見る目でこちらを見た
カミサマ
保安官
そんな単純な話でもなかった… 我が思慮のなんと浅いこと… その後、先程と同じくまた真剣な顔で カミサマが見てくる
カミサマ
短期間で唐突に… しかもそんな細かいところまでなぜ…?
カミサマ
疑問に感じるまでもない… つまりだ…
保安官
こくりと頷いたカミサマが鬼気迫る表情を浮かべた
カミサマ
予定よりも速い時代… つまり、好き勝手する連中が現れるよりも前…
保安官
カミサマ
カミサマの言葉に唾を飲み込む… 予想するほどどれ程の脅威かそこがしれない… しかし私が戦い抜く事で… 前世残した者達が穏やかに暮らせる。 負ける訳には行かない… まだ見ぬ敵を心に浮かべ… 私は静かに頷いた…