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カップ麺の湯気が、 狭い交番の空気をふんわり温めていた。
こさめはお湯を注ぎ終えると、 タイマーを見てにこっと笑う。
🦈
カップ麺を机に置き、 こさめは少年の向かいに腰を下ろした。
外の雨音が、まだ遠くでぽつぽつと聞こえる。
🦈
??
🦈
??
タイマーが鳴り、こさめはゆっくりとフタを開ける。
漂う香りに、少年が小さく喉を鳴らした。
🦈
??
🦈
少年は目を逸らし、麺をずずっとすする。
🦈
??
🦈
湯気の向こうで、少年の肩がほんの少しだけ力を抜いた。
それに気づいたこさめは、何も言わず微笑んだ。
ぬし
ぬし
ぬし