は〜やっと仕事終わった〜!!
最近の私は仕事が忙しくて 朝早くに出て行っては 夕方過ぎまで働いて帰るの 繰り返し…。
m
m
晩くなったな〜 夏樹もう寝ちゃってるよね、 今日も会えないで終わっちゃった…
私の仕事が忙しいせいで 夏樹と全然会えてない
夏樹は私の彼氏
気の許せる男友達でもあり 可愛い後輩でもあった夏樹
共通の友達がいて その繋がりで仲良くなった
前はよく仕事終わりに 飲みに出掛けて朝まで愚痴に 付き合わせたり、相談にも のってもらったり 気付いたらいつも私の隣に いてくれた人。
夏樹から告白された時は 嬉しさと戸惑いでいっぱいだった
私も大好きだったけど もし付き合って上手くいかずに 別れてしまったら…
夏樹を失うことはしたくない
そんな想いから素直になれずに ずっと隠していた気持ち
友達のままでいれば 失う日なんてこないんだ
あたりまえのように側にいてくれた
だから満足していたのかも
そんな私に終止符を打った夏樹
夏樹
!?
夏樹からだ こんな時間なのに… 起きててくれたのかな?
m
m
夏樹
夏樹
やっぱり起きててくれたんだ… 夏樹も仕事で疲れてるはずなのに なんか申し訳ないな…
m
m
m
夏樹
m
m
夏樹
夏樹
m
m
夏樹
夏樹
m
m
m
もしもーし
はいよ〜笑
ーーーーーーー。
夏樹〜?
やっぱりねむいんでしょ笑
無理しなくていーからねっ!
こえ………
聞きたかった
なに〜?突然〜笑笑
でもなんか
久しぶりな感じするね笑
うん
やっぱり麻衣華の声聞くと落ち着く
いつも言わないことゆーね笑笑
恥ずかしいじゃんーw
でも私も夏樹の声が好き!
なんか落ち着くし
会えなくても平気になれるよ!
よし!頑張ろーって元気になれるっ
ーーーーーーー。
夏樹ー?
麻衣華は会わなくても 平気なんだね
うーん
会いたいけど仕事のときでも 夏樹と連絡とれてるし
こーやって電話もして くれるから寂しくないよ!
そっか
それならよかったよ
うん!
いつもありがとう!
普段言えないけど 本当に思ってることだからね!笑
俺、なんにもしてないじゃん笑
お互い仕事って感じだし
最近会ってないしさ笑
うんん!
夏樹には感謝してるの!
夏樹いなきゃこんなに 仕事頑張れてないんだからっ笑笑
そーゆうことっ!笑
そっか
あっ!まずい!!
もうこんな時間!!!
残業で終わらなかったぶん少しあって 家に持ってきてたこと忘れてた!!
なにそれ
やばいやつじゃん
明日も出るのはやいし 早く済ませておかなきゃー!!
夏樹も明日の朝早いもんね!!
俺は別に平気だけど…
うんん!
夏樹も明日に備えて!!笑
晩くまで起きててくれてありがとう!
早く寝て、早起き頑張ってね!笑
本当ーーー
仕事大変なんだな
頑張ってね
ちゃちゃっと終わらすー!笑
電話してくれてありがとうね!
ヤル気でたよっ!
麻衣華ー?
んー?
愛してるよ
ぷはっ!
ねー!愛してるなんてクサイじゃん!
普段絶対言わないよねwww
本当のこと
うん!
私も夏樹のこと大好きだよっ!
よかった
じゃあ、またね!
うん
切っていーよ
わかった!
おやすみ!
おやすみ
夏樹
通話
47:32
夏樹なんかいつもと 違かったなー?
ずっと起こさせちゃってたから 疲れさせちゃったのかな?
その時の私は
夏樹の気持ちに気付けていなかった
どんな気持ちで起きていてくれて
どんな気持ちで電話をくれたのか
全部全部あたりまえのように
私はただ、過ごしていた
よし!
早く仕事終わらせて
私も明日に備えよっ!
全てに鈍感で
馬鹿だっんだって
あとで後悔することになるなんて…
そんなことを私は
考えることもできないでいた
夏樹
不在着信
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m
夏樹
夏樹
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m
夏樹
m
m
夏樹
夏樹
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夏樹
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夏樹
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夏樹
夏樹
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夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
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夏樹
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夏樹
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夏樹
夏樹
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夏樹
夏樹
夏樹
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夏樹
夏樹
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夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
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応答なし
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夏樹
夏樹
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m
m
夏樹
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夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
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m
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
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応答なし
m
応答なし
m
応答なし
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m
m
m
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
通話
51:25
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m
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
m
m
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夏樹
m
夏樹
m
m
m
m
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
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m
夏樹
通話
51:25
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夏樹
夏樹
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m
m
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夏樹
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夏樹
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m
m
m
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夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
m
m
m
m
またね
麻衣華からきたメッセージを読んで
俺はー。
これで終わらせよう
そう強く心で思い
メッセージに既読をつけたまま
携帯を床に落として
そのままベットに倒れこんだ
そして
ぅうーーーっっぐ
声にならない声を出し
おもいっきり泣いた
自分の気持ちと裏腹なことを言って
大切な人を傷つけた
別れたいなんて…
本当は
これっぽっちも思ってないのに
自分の気持ちの弱さに
悔しくて
悔しくて…
だけど、これでよかったんだって
一生懸命に自分に言い聞かせた
麻衣華…
ごめんな……
本当にごめんー。
愛してる
もう終わったんだ
俺が
終わらせたんだ
後悔をしないように
思い出は綺麗なまま
この日を最後に俺は
麻衣華への気持ちに蓋をして
心の奥底に封印した
麻衣華はいい女友達
そう、
完全に終わらせたんじゃない
友達に戻っただけ
始まりに戻っただけ
また新しく始めればいい
時間はかかるかもしれない
けど
大丈夫、、俺たちにはできる
そう希望を持つことで 自分自身を肯定した
もしもし
夏樹?
ーーーーーーー。
突然…
別れようだなんて
どうして…?
ーーーーーーー。
わたし
本当に夏樹のことすきなの
大好きなの
大切なの
いてくれなきゃダメなの
夏樹がいなきゃ
もう
何も頑張れないよ
仕事だって…
夏樹がいてくれたから
励ましてくれてたから…
だから今だって
忙しくても
頑張ろうって思えるの
ーーーーーーー。
夏樹と別れるなんて…
そんなの
考えられないよ
突然すぎて
離れることなんて
そんな簡単に
できっこない…
…ゔゔーっぐすッ
ーーーーーーー。
俺はー。
何もしてあげれてないよ
励ますことなんて
できてない
おれはーーーー。
何もしてあげれてないよ
そんなことない!!!
私は
夏樹といられるだけで
本当にそれだけでいいの
わかってよ
わかって…
麻衣華…
ごめんーーーーー
今の俺は
麻衣華のこと幸せにして あげられない
辛いんだよ
ごめんー。
…っ違う
違うの
幸せにしてほしいんじゃない
夏樹がいてくれるから
だから
幸せって思えるの
それで私は満足なんだよ?
ーーーーーーー。
夏樹が私のこと好きでいてくれてる
それだけで嬉しいの
それだけでいいの…
それだけ
うん
ごめん
本当に
今の俺じゃ
いつか麻衣華をダメにしそうで…
自分が怖いんだよ
友達のほうが俺たちはいい
麻衣華との関係を全部なくしたい わけじゃないんだ
ただ
今の俺たちは
先がわかりきってる
無理なんだよ
それだけは嫌なんだ
だから
ごめん
別れよう
先のことなんてわかるはずない!
私こんなに夏樹のこと好きなんだよ?
夏樹も
違うの?
好きじゃないの?
お互い好きで別れるなんて
そんな辛いこと
私にさせないでよ…
ーーーーーーー。
友達になれるの
全部無かったことにして
また出会った頃みたいに戻れるの?
ーーーーーーー。
ーーーーーーー。
それは、わからない
だけど、俺たちに本当の縁があるなら
また戻れるって思ってる
俺のこと好きでいてくれるなら
友達として好きでいて
いい友達同士でいよう
それでいーの?
うん
ーーーーーーー。
じゃあ
電話切るね
ーーーーーーー。
ブチーッーーー
夏樹
通話
51:25
私たち
別れちゃったんだ…
もう…
ただの友達に戻ったんだ
耳元にあった夏樹の声が
まだ頭の中から聞こえて来る
今の俺じゃ 麻衣華のこと幸せにして あげられない 辛いんだよ
そんなことない
私はずっと
幸せだった
俺のこと好きでいてくれるなら 友達として好きでいて いい友達同士でいよう
好きなのに
こんなにこんなに
夏樹のことが好きなのに
友達として好きでいるなんて
それならこの関係を終わらす意味ない
離れたくない
嫌だ
嫌だよ…
そんな関係耐えれない
ーゔっ…ぐすっ
ボロボロ ボロボロ
涙が出てきて止まらなかった
溢れて止まらない涙がまるで
自分の気持ちを思い知らせるように
大粒に込み上げる
m
m
m
m
大好き
大好き
大好きだもん…
この気持ち変えられないよ
夏樹
夏樹
なんで?
私は…
夏樹がいいの
夏樹
何も望んでないのに
ずっと寄り添ってくれてた 支えてもらってた
十分すぎるくらい満足してたの
なのに
何がダメだったの?
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
私が夏樹を好きでいることが プレッシャーなの?
ずっとそれが
言えなかったことなの?
友達に戻ったら
好きでいることもダメになるんだ
きっと私の気持ちが伝われば
また辛くさせちゃうんだね…
夏樹
きっと友達に戻っても
仲良くしてたら期待して待ってしまう
夏樹がどんな気持ちでいるか わからない
だけど私が好きでいたら夏樹は
重荷に感じてしまうのかも…
今まで頼りすぎてたのかな…
仕事ばっかりの私だったけど
最後は夏樹に癒されてた
ラインも電話も嬉しかったけど
私だけだったのかもしれない
いつも優しい夏樹のことだもん
私といて
疲れちゃったんだね
気づかなくてごめんなさい
友達に戻ろう
夏樹の為になるんなら…
m
m
あっさりなほど聞き分けよく
夏樹のラインに返信をした
それから
夏樹は既読をつけたまま
ラインを返して来ることはなかった
終わったんだね
今まで本当にありがとう
愛してるよ
数分前まで夏樹の彼女だった私
そんな私が今は恨めしい
したいときにラインができて
話したいときに電話ができて
気づけばラインがあって
電話かけてきてくれて
こんなことなら
もっといっぱい会いたかった
夏樹がいるのが当たり前だったから
仕事を優先にばっかしていた
こんな日がくるって
彼女だったとしても
お別れする場合があったことを
私は忘れていた
それくらい私は
夏樹に満たされていた
今更になって夏樹の存在の 大きさに気づく
どうして失ってからじゃなきゃ
こんな気持ちになれないんだろう
馬鹿たれ
体に力が入らなかった
携帯を握りしめたまま
床に座り込んだ
何度画面を見返しても
夏樹の名前は写ってない
いつも必ずあったのに
別れるって
こういうことなんだね
頭がボーッとして
ただ床に座り込んだまま
じっとしていた
そして
止まりそうにない涙が止むのを
私は待つことしか出来ないでいた
夏樹と別れてから2ヶ月
夏樹からは相変わらず
ラインがくるようなことはなかった
あんなに辛くて寂しかったのに…
夏樹のいない生活に
徐々に慣れ始めてきた
というよりも
抜け殻のように気持ちがさめている
何も手につかない…
仕事も早上がりが増えていた
仲のいい友達ですら
今は会う気になれない
自分が自分らしくない
自分らしさってなんだっけ?
フフッ
ダメダメじゃん私って…
依存してたのかな?
夏樹がいないだけで
こんなに私変わっちゃうんだ…
自分の未熟さに笑いが込み上げた
こんな私じゃ…
馬鹿だなぁ〜…
会いたい
空を見上げてみた
天気のいい青空
私の気持ちもはやく晴れないかな
この空に吸い取って貰えればいーのに
麻衣華ー!! 見て!今日も晴れてる!!
そういえば
夏樹と会える日はいつも
晴れてたっけな
晴れ女と晴れ男なのかな? 俺たち一緒にいたら最強だね!笑笑
夏樹の笑顔が脳裏にうかぶ
ぷははっ! そうだねっ!! 私たち最強!!笑
隣をみたら必ず
私を見てる夏樹がいた
その瞳がキラキラしていて
青空に輝く太陽よりも
夏樹の笑顔は輝いていた
私は夏樹の笑った顔が大好きで
私の視界いっぱいに映る夏樹が
独り占めできるこの風景が
全部 全部 大切で
かけがえのない宝物だったんだ
手…冷たいな…
麻衣華ー! ほらっ!!
どんなときでも繋いでくれた手
夏樹が握ってくれるから
わからなかった
夏樹の手…
あったかかったな…
1人じゃこんなに冷たいなんて…
あーあっ! 馬鹿っ! なんでまたー!
空は晴れているのに
ツーっと涙が
私の頬をつたっていった
だけど どこか温かい
楽しい思い出ばかりだった私達
懐かしさすらある夏樹との思い出
やっぱり忘れられないよ…
考えないように
寂しくなるから
悲しくなるから
そう思っていたのに
青空いっぱいに
夏樹のことを思い浮かべた
フハハッ笑
なんか笑っちゃう
何を思い返しても
笑いあってた私達の記憶ばかり
辛い出来事なんて何もなかった
浮かぶのは全部
大好きだった夏樹の笑顔
楽しかったなあの頃
思い出しちゃいけないって
考えないように自分に言いつけてきた
だけど今日は
閉じ込めてた気持ちが溢れては
晴れた空に蘇る
今日くらい…いいよね
晴れててよかった
なんだか心が軽くなった気がする
よっし!! ダメだ!ダメだ!! 明るくいなきゃ 私らしくない!!
夏樹といた頃の私も
そーいえばいつも笑っていた
ふざけては笑って
夏樹の前だと自分でいられた
夏樹がいなくても
自分らしくできなきゃ
ハハッ!! 麻衣華って笑うと笑窪でるよね! これ俺好きなの!笑 だからいっぱい笑って
夏樹は私の笑窪を
指で刺すのが好きだった
やめてよ〜笑笑 くすぐったいんだからっ!笑笑
ぎゅっ
夏樹がいつもしたよーに
自分の頬を指で刺す
笑窪ね…
夏樹と別れてから
笑ったことなかったかも
夏樹が好きだったじゃん。
忘れてたな…
いっぱい笑おう
今の私でいたらダメだと
見上げた青空が
夏樹との思い出が
私に教えてくれた
道
んっ、あれっ?
ミチからだっ!
本当に久しぶり…
いきなりどうしたんだろう?
m
m
道
道
今日はちょうど私の仕事は休みだった
休みの日に誰かと会うこと
夏樹と別れてから全然だったな…
これもいい気晴らしだよね!
m
m
道
道
m
m
m
誰かとの予定を作るなんて
久しぶりすぎて
正直わくわくしてる(笑)
あっ!やばっ!
そしたら早く帰って 支度しなきゃ!
まさか予定を作ることに なるとは思っていなかった私は 1人で外をブラブラしていた
天気がよくて気分のいい日に
友達からのお誘いが来るなんてね(笑)
なんだか今日は いい日になる気がするなーっ!
そう思って私は自宅へ急いだ
うわーっ!
結局少し遅れちゃったな!!
お店ここのはずだけど
どこにいるだろうー
m
m
m
道
道
m
m
道
んーっ!
この辺の席だよな〜
どれだろうーっ
道 「麻衣華ー!こっちこっちー!」
あっ!
みつけたー!
m「ごめーん遅れちゃって!!」
道「大丈夫!まだ揃ってないし!笑 それより早く何か頼もうっ!」
あれ?
他にも誰かくるんだ?
聞いてないな
誰だろうー
m「ねぇ、他に誰かくるのー? それ聞いてないんだけど(笑) 私いて大丈夫なひと?」
道「あれ?なにも聞いてないの?? てっきりやり取りしてるもんだと 思って伝えてなかったや!w 」
やり取り?
私の知ってる友達ってこと
少しは安心だけど…
m「私は誰からも連絡きてないよ 気になるな〜 誰がくるの〜?」
道「あ!電話かかってきた! ちょっといったん出てくるね!」
その友達からかなー?
あーいっちゃった笑
結局誰くるか教えられてないし笑
まぁ〜知り合いなら大丈夫かっ
カズ💜
応答なし
道
道
道
道
カズ💜
ミチ戻ってくるの遅いな〜
迎えにいってるのかな〜
道「ごめーん!お待たせーっ!!」
あ!やっと戻ってきた!!
m「もーう、遅いよーっ!! 1人で待つの寂しいんだから!笑」
道「ごめん、ごめん笑 合流に時間かかっちゃってw カズも連絡してあげてよねw」
カズ…?
夏樹「え、麻衣華ー?」
m「っーーーーー!?」
えっ?
まさか…
他にくる友達って
夏樹だったの!?
道「え、なになになにー? 初めてあったような顔して!w 付き合ってんならカップル らしくしなさいよー!笑 」
夏樹「道…俺が知ってるひとって 麻衣華のことだったの? 聞いてなかったんだけど。」
道「え?教えてなかったっけ私!? ごめーん!だから麻衣華も 連絡来なかった訳だよねwww」
「なんか2人のことだしと思って ルーズになっちゃってたよー笑笑 まぁ、2人に会いたかったから そこの連絡ミスは許して!笑笑」
夏樹「いや、おまえなーっつ」
m「ーーーーーーー。」
夏樹だ
目の前に
夏樹がいる…
夏樹…
変わってないなぁ
道「とりあえず座らせて!笑笑 カズは麻衣華の隣ねっ!」
!!?
夏樹「ちょっ、勝手に決めるなよ!」
道「カップルが隣って普通でしょー? とりあえず座って!早くご飯頼も! お腹減って死にそうだよ〜ww」
夏樹「〜〜〜〜〜っ。」
そういえば誰にもまだ
夏樹と別れたこと言ってなかった
ミチにも…
夏樹も伝えてなかったのかな?
にしても…
何を話せばいいか
言葉が出てこないよ…
m「夏樹ー?何食べたいっ! あっ、夏樹の好きなポテトある! 私もこれは食べたいな〜!」
夏樹「ーーーーーーー。」
頑張って何か話さないと…
このタイミングでミチに 本当のことは話せない…
私がどうにかしなきゃ…
道「ちょっとー!カズ聞いてるのー? ムスッとしちゃってーーー 今からご飯なんだからやめてよ!」
m「夏樹…仕事終わりだもんねっ! 疲れてるんだよ! ご飯食べれば元気になるよ!笑」
夏樹「ーーーーーーー。」
ーーーーーーー。
私とは
少しも話してくれないな…
店員「お待たせ致しました〜 こちらデミグラスオムライスです〜」
道「きゃーーー!美味しそう!! インスタ用の写真撮らなきゃ〜♡♡」
カシャ!
道
道「よーし満足〜!! さて食べよーうっ!! 食べたい分取り分けてね〜!笑」
m「夏樹?オムライスどれくらい? あ、結構食べるもんね! これくらいが丁度いいかな?笑笑」
とりあえず
雰囲気壊さないように
何かしないと…
m「はいっ!」
夏樹「ーーありがとう。」
あ、
話してくれた
m「うん!じゃあ食べようっ!」
私って単純だな〜
どうしよう
嬉しい
道「麻衣華ってカズといるとき いつも笑顔で可愛いよね〜 なんか好きなんだなって見てる こっちにも伝わるよっ笑笑」
////////////////////っ!?
なんでミチはそんなことー
簡単にペロッと言うんだから/////
m「そんなこと、ないしっ!笑笑」
夏樹「ーーーーーーー。」
道「あーあ、麻衣華と付き合ってる カズが羨ましいなあーーっ、、、」
ミチの言葉に緊張感と恥ずかしさが
交互に出てくる
夏樹は今、どう思ってるんだろう
すると
話していなかった夏樹がふいに
静かな声で話し始めた
夏樹「道…あのさ、、、 実は俺たち…別れてるんだよね、、」
ーーーーーーー!!
道「え? そんな冗談通じないよ〜w 2人がそんな別れるはずないもーん! カズって本当に嘘下手だよねー笑笑」
夏樹「本当なんだ、、 もう、別れて2ヶ月経ってるよ。」
口調を変えない夏樹を見て
ミチは少し動揺していた
道「ねーカズっ、いくら嘘でも それは良くないよ。麻衣華に 失礼じゃん!ねー、麻衣華!!?」
m「ーーーーーーーー。」
何も言えない
だって
本当のことだから…
道「麻衣華? 麻衣華まで黙るって、 何、2人してからかうの辞めてよ! 笑えないんだけどっ!www」
夏樹「だから、本当なんだって」
道「ーーーーーーー。?」
m「ごめんー。言ってなくて」
ごめん
今はそれしか出てこない。
道「じゃあ…本当なんだね…。 知らずにこんな、、私もごめんね」
夏樹「道が謝る必要はないよー。 俺たちだけの話だから、関係ない。」
m「そ、そうだよ。謝らないで」
結局気まずい空気にさせてしまった
ごめん、ミチ…。
ミチはそれから気を使っているのか
会話のペースが少なくなった
時折沈黙の時間ができる
私はその度にミチを盛り上げようと
必死で話題を提供した
ミチも気づいてくれているのか
会話を繋いでくれている
夏樹「ごめん俺ー、そろそろ出るわ」
道「え、カズ帰っちゃうの? 早くない??」
夏樹は着てきた上着を羽織り直して 店をでる支度をし始めた
道「帰るんだね…わかったよ…。」
夏樹…
夏樹「おう、ごめんな 今日はありがとう またな。」
夏樹が帰っちゃう…
もう少し一緒にいたいよ…
m「それじゃあ私、送っていくよ! この辺、新しくなってきたし 帰り道わからないと困るから!笑」
私は立ち上がって
咄嗟にそう話していた
夏樹「は?いや、わかるよっ 1人で帰れるし、麻衣華は ここに残ってろって!」
m「いーの!私が送りたいだけ! ミチごめん!少しいってくるね!」
道「う、うん!いってらっしゃい! そういえば私もこのあと予定あって 抜けなきゃだったの忘れてた!笑 だから戻ってこなくて大丈夫だよ!」
ミチ…
勝手でごめんっ!
ありがとう。
m「わかった!それじゃあ、またね! ほら!夏樹、早くいこうっ!」
夏樹「ーーーーーーー。」
私達はそのまま
レジでお会計を済ませて
店を出た
その間に会話はなかった
こんな勝手なことして
夏樹は嫌に思ってるよね…
だけどごめんなさい
今日だけは許して
自分の気持ちに素直になりたいの…
外はすっかり暗くなっていた
店を出てからまだ
夏樹との会話がない
何か…
話さないと…
夏樹「ーーー外…寒くない?」
え?
m「うんん!私は平気!!」
夏樹「それならいいけどー」
最初に沈黙を破ったのは夏樹だった
私も…何か言わなきゃ
m「今日、まさか他にくるって人が 夏樹だとは思ってもなかったよ〜笑」
あ、やばい
なんでこんなことしかでてこないの〜
こんな会話タブーじゃんっ
夏樹「俺もー、まさか麻衣華に 会えるとは思ってなかったよ。」
「元気そうでなんか良かった。」
夏樹…
私も、会えるなんて思ってなかった
ずっと ずっと
会いたいっていう気持ちを隠して
夏樹のことを忘れようとしてたくらい
だけど本当は
偶然でもいいから
会いたかった
ずっと会える日を
待ちわびていた
だから今日は
できるだけ長く
一緒にいたい
m「なんか…不思議だな〜 久しぶりのはずなのに 会うとなんだか落ち着くよ。」
「夏樹、変わってないね!! なんだか安心したっ!!笑笑」
できるだけ素直に
自分の気持ちを言葉にしよう
夏樹は少し目線を下げた
前髪がかかって表情が見えない
夏樹「麻衣華も変わってないね 全然変わってない…。」
夏樹は歩みをとめて
私の方を向くと
暫くじっと私を見つめた
???
夏樹がこんなにすぐ側で
私の目の前にいて
私のことを見つめている
私もその視線から目が逸らせずに
夏樹の目を見返した
ーーーーーーー。
時がとまっているかのように
どれくらいそうしていたのか
わからない
夏樹「ーーーーーーー。」
m「ーーーーーーー。」
どうしよう
喋らなきゃ
何か話さなきゃっっ
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